棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
2018年05月10日 [ 代用 棒寒天 粉寒天 ]棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
ゼリーや羊羹といった
固めるデザートを作るのに
寒天は大活躍。
食物繊維が豊富でお通じにもいい
となれば使いたい素材ですね。
私も業務用の粉寒天を1kg買って
うちに常備してあります。
そんな寒天ですが、
知ってのとおり大きく2種類あります。
それが、
棒寒天と粉寒天。
昔は棒寒天をよく見かけましたが、
今ではもっぱら粉寒天でしょうか。
とはいえ、レシピによっては、
棒寒天が使われているものもあります。
でも、棒寒天と粉寒天、
両方揃えるのは使いきれない。
そう、私のように思う人のために、
棒寒天を粉寒天、
粉寒天を棒寒天で代用する方法を
ご紹介します。
棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
その1:棒寒天と粉寒天の関係
そもそも寒天とは、
一体何でできているのでしょうか。
その材料は海にあり!
海藻の一つである
天草(テングサ)を使って
寒天は作られています。
うちでは、父の実家が島なので
祖母が天草を海から採ってきて、
乾燥させたものをいただいていました。
寒天は、この天草を
お湯で時間をかけて煮出したものを
固めて冷やします。
すると、ゼリーのような
水分を含んだ寒天ができます。
その寒天を
凍らせてから乾燥させたものが
棒寒天。
長野県の冬の風物詩としても
知られていますよね。
水分を含まなければ、
長期間保存ができるので
棒寒天が編み出されたのでしょう。
では、粉寒天はというと、
水分を含んだ寒天から、
寒天の成分のみを抽出して
乾燥させて粉末状にしたもの。
つまり、棒寒天と粉寒天では、
寒天の固める成分という点では、
同じ分量では、
粉寒天の方が強力なのです。
だから、
棒寒天と粉寒天を
それぞれ代用するときは、
同じ分量で置き換えても
思ったように固まりません。
そこで必要になるのが、
分量の換算ですよね。
棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
その2:棒寒天と粉寒天の分量の換算
寒天を使ったレシピには、
棒寒天を使うものと
粉寒天を使うものがあります。
どちらか片方しか手元にないとき、
代用することができればうれしいですね。
寒天の固める力という点で代用するは、
この分量で置き換えましょう。
棒寒天8g(1本)
=粉寒天4g(小さじ2)
でも、置き換えられるなら
棒寒天と粉寒天
両方はいらない気がしませんか?
棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
その3:棒寒天と粉寒天の違い
棒寒天をそのままの形で
戻して料理にするならともかく、
固めるだけなら、
粉寒天だけでいい気がしますよね。
特に棒寒天は、
寒天ゼリーなどに使うときは、
まず、数時間水に浸して戻す
という手間が必要になります。
その点、粉寒天は
戻すことなくそのまま使えます。
私は両方使ったことがあるので
余計に思うのかもしれませんが、
棒寒天を使うのはとっても面倒。
でも、消えてなくならないだけあって
理由があるんですね。
棒寒天は、
製造方法でご紹介したとおり、
天草を煮だして固めて作った寒天を
そのまま乾燥させたもの。
実は、天草を煮だしたて作った寒天って
すっごく美味しい!
もちろん、好みはありますが。
その美味しさは、
固まり方だけでなく、
食感や味にもあるのです。
粗削りな素朴な味というか、
天草から作った寒天には、
ほんのりといろんな味がします。
つまり、固めるだけでなく、
いろんな成分が含まれている
ということ。
砂糖でいうと、
きび砂糖が棒寒天、
白砂糖が粉寒天
というイメージでしょうか。
また、食感も、
棒寒天の方がほろほろ感が
あるように思います。
だから、粉寒天は
どんな料理にも無難に使えますが、
棒寒天はその持ち味を使うために
レシピで指示されているのですね。
もちろん、レシピの棒寒天を
粉寒天で置き換えることができますが、
十分ではありません。
また、逆もしかり。
だから、基本的には、
レシピどおりに棒寒天、粉寒天
を使うように心がけたいですね。
とはいえ、最近では、
棒寒天レシピは時間で心が折れるので、
粉寒天で代用することがほとんどですが。
棒寒天を粉寒天で代用できるの?その違いや換算した分量は?
その4:まとめ
棒寒天を粉寒天で代用するための
換算した分量やその違いを
ご紹介しました。
寒天の固めるという点では、
棒寒天8g(1本)=粉寒天4g
で置き換えることで代用できます。
私は、粉寒天を大量買いしているので、
棒寒天の代用にも使っていますが、
十分使えますよ。
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