焼き鳥を食べようとしたとき、「あれ、これ生焼けじゃない?」と不安になったことはありませんか。
色が少し赤かったり、ピンクっぽかったりすると、食べていいのかどうか迷いますよね。
そこで、焼き鳥の生焼けの見分け方と、食べてしまったときの対処法、家で焼くときに失敗しないコツをまとめてご紹介します。

ひとことでいうと・・・
肉同士のくっついた部分が透明っぽければ生焼け。白くなっていればOK
焼き鳥の生焼けを色で見分ける方法

焼き鳥は鶏肉を焼いているので、生焼けのように見える部分があるとすごく気になってしまいます。
焼き鳥屋にいるときに、目の前の焼き鳥にピンクっぽい部分があるとドキドキが止まりません。
そんな焼き鳥が生焼けかどうかを見分けるいちばん簡単な方法は、
焼き鳥の肉の色の確認
焼き鳥は一口大に切った鶏肉が数個串に刺さっています。
そんな焼き鳥で一番生焼けになりそうな部分といえば、まず肉と肉の間がくっついている部分。
この部分の肉の色が透明がかっていて、つるんとしていたら生焼けの可能性があります。
赤色がかっていたり、ピンク色に見えるのも要注意。
逆に、肉は透明っぽさがなく、白っぽい生成り色ならしっかり火が通っているので大丈夫です。
また、焼き鳥の肉の色だけでなく、
焼き鳥の肉自体というか肉の繊維に着目

焼き鳥の肉の繊維がほぐれた感じなら、火が通っているサイン。
もし、焼き鳥の色だけでは火が通っているか判断できないのではれば、箸で肉を裂いてみてください。
カニカマのように裂けたり、裂けない場合も肉の繊維が見えるなら大丈夫です。
焼き鳥は焼き上がりを見分けるのが難しいもの。
私も家で焼き鳥を焼いたとき、表面はこんがりしているのに肉の間が少し半透明でつるんとしている、というのはよくあります。
家の場合は、焼き鳥の火が通っているか微妙ならもう一度焼くだけで済むのですが。
つるっとした半透明の見た目で、肉の繊維は主張することなくもちっとしているのなら生焼けかもしれません。
また、焼き鳥で「色が少しピンクだけど大丈夫?」という心配もあります。
しかし、焼き鳥の生焼けらしき部分がピンク色なのは、必ずしも生焼けとは限りません。
肉の色素や調味料の影響でピンクに見えることもあります。
焼き鳥の肉の色だけで判断せず、透明感とつるつる感もあわせて確認するのが大事です。
焼き鳥の生焼けは串のまま確認できる?ずらした方がいい?

結論からいうと、串をずらさなくても確認できます。
いちばん確認すべき「肉同士のくっついた部分」は、串の外側から横を見ればある程度はチェックできます。
その部分が透明っぽくてつるっとしていれば生焼け。
白くなっていれば火が通っているサインです。
ただ、横から見ただけでは判断しにくいと感じたら、肉を1つ串から少しずらして、断面の色を確認するのが確実です。
私もお店で焼き鳥を食べていてなんとなく怪しいなと思ったとき、横から見てもよくわからなかったので串からずらして確認したことがあります。
肉が重なっていた部分が透明っぽくてぷるっとしていたので、お店の人に焼き直しをお願いしました。
少し勇気がいりますが、食中毒の方がずっと怖いので。
ねぎまの確認方法はもも串と違う?

焼き鳥のねぎまは、白ネギと一口大の鶏肉を交互に串に刺したもの。
一方、もも串など他の焼き鳥は基本的に鶏肉の同じ部位を串に刺したものなので、ネギが挟まっているのが大きな違いです。
実はこのネギが曲者。
串に刺したネギの長さと肉の大きさがほぼ同じなので、ネギと肉が隙間なく接しています。
だから、ねぎに接している肉の面は直火が当たりにくく、ねぎと肉の境目が生焼けになりやすい部分でもあります。
家でねぎまを焼いていたとき、外側はいい感じに焼けているのに、ねぎと肉の境目だけが半生だったことは何度もありました。
また、ねぎまは、焼き方や火力によっては、ネギが焦げそうなのに鶏肉が焼けてないということもよくあります。
ネギが焦げるとねぎまの見た目も悪いし、ねぎが焦げるほどなら鶏肉も焼けてるかなと油断して失敗することも。
だから、焼き鳥のなかでもねぎまは肉が生焼けになりやすいので気を付けましょう。
鶏肉の赤色とピンク色、生焼けの度合いは違う?

焼き鳥が生焼けかなと気づく点には、肉の色が赤色やピンク色だったということがあります。
肉の色は赤色の方が生焼けの度合いが高い。
鶏肉に火が通るときの色の変化は、おおまかにこんな順番で変わっていきます。
赤色(生)→ ピンク色(半生)→ 白色・生成り色(火が通った状態)
だから、赤色はまだほとんど火が通っていない状態。
ピンク色はその中間で、火が通りかけている段階です。
とはいえ、鶏肉はもも肉やむね肉はもともとピンク色というか肌色なので、色が真っ赤ということはありません。
ただし、ピンク色だけは注意が必要。
肉の色がピンク色でも必ずしも生焼けとは限りません。
鶏肉に含まれる「ミオグロビン」という色素タンパク質は、80℃を超えないと完全に変色しないことがあります。
つまり、中心までしっかり75℃以上に加熱されていても、ピンク色が残る場合があるのです。
実際に、家でしっかり焼いたつもりの焼き鳥がピンク色でだったので生焼けかと再加熱しようとしました。
でも、少しほぐしてみると、肉の繊維が焼けてる感じで、肉汁も透明だったので火は通っていたようです。
焼き鳥は焼きすぎるのも味気なくなるので、見た目だけで慌てて判断しなくてよかった。
では、肉がピンク色のときにどう見分けるか。
確認するポイントは色だけでなく、肉汁の色と食感をあわせてチェックすることです。
| 状態 | 色 | 肉汁 | 食感 |
|---|---|---|---|
| 生焼け | 赤―ピンク | 赤っぽい・濁っている | やわらかくぷよぷよ |
| 火が通っている | ピンクー白 | 透明 | 弾力がある |
肉汁が透明で、押したときに弾力があれば、ピンク色でも火が通っている可能性が高い。
逆に、ピンク色で肉汁が赤っぽく濁っていたら生焼けと判断して追加加熱しましょう。
焼き鳥の肉の部位別の生焼けの見分け方

もも肉・むね肉
串に刺した肉同士のくっついた部分が白くなっているか確認。
もし、透明っぽい感じや、赤やピンク色で見た目が生っぽいなら追加加熱が必要です。
鶏肉の胸肉やもも肉は、焼きあがるのに思った以上に時間がかかります。
晩御飯のおかずによく作る鶏肉のステーキが表面が焼けているのに中心部分は生焼けで、何度焼き直ししたことか。
だから、鶏肉の焼き鳥であるもも串やむね串も表面はしっかり焼けているのに、中が半生なんてことはよくある話。
焼き鳥にすると肉同士が重なる部分が、他の部分に比べてさらに火が通りにくくなります。
鶏レバーの焼き鳥

鶏レバーの焼き鳥は大好きな焼き鳥の一つ。
でも、もも串やむね串とは違って内臓(肝臓)なので、見た目も生焼けの見分けも全く違います。
しかも、レバーの生焼けは見分けが難しいので、要注意の部位です。
鶏レバーは外側に焼き色がついていても、中がレアな状態のことがよくあります。
何度生焼けのレバニラ炒めを作ってしまったことか…。
鶏レバーの焼き鳥の生焼けを確認する方法は、串に刺さったレバーのうち、一番生焼けそうなものを半分に割ってみます。
そして、中心がふわっと柔らかくまったりしていて赤みがある場合は生焼けの可能性が高い。
しっかり火が通ったレバーは、全体的に褐色になってほろほろとした見た目と食感になります。
レバーはカンピロバクターが多く存在する部位なので、特にしっかり加熱することが大切です。
生焼けの焼き鳥を食べたらどうなる?症状はいつ出る?

「うっかり生焼けを食べてしまった・・・」
そんなとき、いちばん心配なのが食中毒ですよね。
鶏肉の生焼けで注意すべき菌が、カンピロバクターです。
市販の鶏肉の2割から6割からこの菌が検出されるというデータもあるほど、身近な存在。
ただ、怖いのは症状が出るまでに時間がかかること。
食べてからすぐには症状が出ず、2日から7日後に腹痛・下痢・発熱などの症状が出ることがほとんどです。
子供が3日後に、腹痛と37度の熱が出て、風邪かと思って病院に行ったら鶏肉の食中毒の可能性が高いと言われたことがありました。
風邪と違ったのは、腹痛の痛みが和らいだり強くなったりしながらだらだらと続くこと。
もし、鶏肉の生焼けを食べたかもしれないと気づいたら、数日は体調の変化に注意が必要です。
下痢や腹痛が続いたり、発熱するようなら、早めに医療機関を受診しましょう。
焼き鳥の生焼けに気づいたときの対処法

お店・屋台で生焼けに気づいたら
まず、食べるのをストップ。
お店の人に「生焼けのようなので焼き直してほしい」と伝えましょう。
きちんとしたお店なら快く対応してくれます。
言いにくいかもしれませんが、食中毒の方がずっと大変なので、遠慮は不要です。
焼き鳥は焼きすぎず焼けた瞬間あたりが美味しい。
この絶妙なタイミングを狙う焼き鳥屋さんでは、1串ずつ出して来て、すぐに食べるようにと言われたことがありました。
そこまでのこだわりがない焼き鳥屋で、鶏肉が生焼けに見えるなら、生焼けの可能性が高いと思います。
不安を引きずることにもなるので、生焼けに見えたら食べないようにするのがおすすめです。
家で焼いた焼き鳥が生焼けだったら

フライパンや網に戻して、弱火でじっくり追加加熱するのがいちばん確実。
電子レンジを使う場合は、お皿にのせてラップをふんわりかけて、600Wで20秒ずつ様子を見ながら加熱します。
私は電子レンジで追加加熱するとき、加熱しすぎてパサパサにしてしまった経験があります。
20秒ずつ確認しながら加熱するのが、パサつきを防ぐコツだと実感しました。
うちの電子レンジは20秒のつぎは40秒なので、30秒の目盛りがあるなら30秒でもいいと思います。
焼き鳥を家で焼くときに生焼けにならないコツ

家で焼き鳥を作るとき、生焼けを防ぐポイントは3つ。
① 串に刺す肉の大きさをそろえる
バラバラの大きさだと、火の通り方がまちまちになります。
一口大に統一するだけで、格段に生焼けになりにくくなります。
② 弱火でじっくり焼く
強火で一気に焼くと、外だけ焦げて中が生のまま。
弱火から中火でじっくり、肉同士のくっついた部分まで火を通すのが鉄則です。
③ 加熱済み冷凍焼き鳥を活用する
市販の加熱済み冷凍焼き鳥は、すでに火が通っているので生焼けの心配ゼロ。
我が家では忙しいときは加熱済み冷凍焼き鳥をフライパンで焼き直して晩御飯に食べることがあります。
業務スーパーの加熱済み冷凍焼き鳥は値段も安いので、冷凍庫に常備しています。
焼き鳥が生焼けかも!まとめ
焼き鳥の生焼けの見分け方は、肉同士のくっついた部分の色で判断するのが基本。
透明っぽくてつるっとしていたら生焼け。白くなっていれば火が通っているサインです。
レバーは特に注意が必要な部位なので、中心までしっかり加熱を。
もし食べてしまった場合は、数日間は体調の変化に注意して、気になる症状が出たら早めに受診しましょう。
家で焼くときは弱火から中火でじっくりが基本。
不安な人は加熱済み冷凍焼き鳥を活用するのもおすすめですよ。