シチューに大根は、意外な組み合わせですが大根の甘みとシチューのコクが合うのです。
しかも大根は安いのでお財布にもやさしい。
でも「いつ入れればいいの?」「下茹でって必要?」「水っぽくなったりしない?」と疑問に思うことも。
そこで今回は、シチューを美味しくするために、大根を入れるタイミングと下処理のコツをご紹介します。

ひとことでいうと
大根は他の野菜と一緒に最初から炒める
シチューに大根を入れても合うの?

「シチューに大根?」と意外に思うかもしれません。
しかし、実際にシチューに大根を入れてみたところ、これがかなり美味しい組み合わせだったのです。
大根は煮込むと大根特有の味が和らいで甘みが増し、シチューのクリーミーなコクとよく調和します。
また、じゃがいもに比べてカロリーが低く、ヘルシーな仕上がりになるのも嬉しいポイント。
しかも、大根は年間を通して近くのスーパーで手頃な値段で簡単に手に入るので積極的に使いたい野菜です。
また、シチューを作る上で気になる煮崩れの点でも、ほろほろと煮崩れしにくく、形を保ちやすいのも大根の魅力ですね。
クリームシチューにもビーフシチューにも合い、みずみずしい食感がシチュー全体をまろやかに仕上げてくれます。
「大根が大量にある」「いつもと違うシチューを作りたい」というときにもぴったりの食材です。
シチューに大根を入れるタイミング

大根をシチューに入れるタイミングは、
他の野菜と一緒に最初から炒めて煮込むのが基本。
大根はじゃがいもやにんじんと同じように、火が通るのにある程度の時間がかかります。
また長時間煮ても煮崩れしにくい食材なので、最初から安心して鍋に入れられますね。
シチューの野菜の王道である、じゃがいもと玉ねぎ、人参と、肉と一緒に炒めます。
そして、水を加えてから15〜20分ほど弱火でしっかり煮込みましょう。
シチューに大根を入れる基本の手順

- 大根を一口大に切る(乱切りや半月切りが◎)
- 油を熱した鍋で肉を炒める
- 玉ねぎ・にんじん・大根を加えて油が馴染むまで炒める
- 水を加えてひと煮立ちさせ、アクを取る
- 蓋をして弱火で大根が柔らかくなるまで15〜20分煮込む
- シチュールーを加えてとろみがつくまで混ぜながら煮る
シチューのルーを入れるのは、大根がしっかり柔らかくなってからがポイント。
ルーを早めに入れるととろみがついた状態で煮ることになり、大根が柔らかく煮えるころにはルーが焦げやすくなります。
実際に、私も大根が柔らかくなる前に鍋底が少し焦げてしまったことがあります。
少しでも焦げてしまうと、クリームシチューの白色が焦げで茶色がかった色になり残念な気分になりました。
焦げないように大根の煮え具合には十分気を付けてくださいね。
シチューに入れる大根は下茹でしたほうがいい?

大根はひと手間かかりますが、下茹でするのがおすすめ。
もちろん、大根は下茹でなしでシチューに入れても問題ありませんが、下茹でをするとより美味しく仕上がります。
大根を下茹でをするメリット
大根のえぐみ・苦みが和らぐ
大根の皮付近には辛み成分が含まれており、そのままシチューに入れると独特のえぐみがシチューに染み出ることがあります。
大根おろしを思い浮かべると分かると思います。
大根は下茹でをすることで、この成分をある程度取り除けます。
シチューが水っぽくなりにくい
大根は水分が多い野菜として有名です。
そんな大根を下茹でせずにそのまま入れると、大根から水分が大量に出てシチューが薄まってしまうことも。
大根をあらかじめ加熱しておくことで、余分な水分を抜くことができます。
大根の下茹での方法①:お湯で茹でる

米のとぎ汁や普通の水で5〜7分ほど茹でてから、流水で洗い水気を切ります。
米のとぎ汁で茹でると大根特有の辛みがより和らぎ、シチューとの調和が取れやすくなるのでおすすめ。
また、無洗米だと米のとぎ汁が用意できないかもしれませんが、普通の水を使ってでも下茹でするのがおすすめです。
大根の下茹での方法②:電子レンジで時短
シチューに入れる大根は、鍋で茹でなくても加熱するだけでも効果があります。
シチューとは別鍋を使う時間がないときは、電子レンジが便利。
- 大根を耐熱容器に重ならないように並べる
- 水大さじ2を加えてふんわりとラップをする
- 600Wで3分加熱する
- 流水で洗い、水気をしっかり切る
たったこれだけで下ごしらえが完了するので、忙しい日にも助かります。
なお、電子レンジで加熱する時間は大根の量に影響するので、大根に箸が刺さるくらいまで加熱するのが目安です。
大根が煮崩れしない切り方・大きさのコツ

大根はじゃがいもほど煮崩れしにくい食材ではあります。
しかし、大根の切り方や大きさによって大根シチューの仕上がりに差が出ます。
大根のおすすめの切り方
大根を乱切り
表面積が増えて味が染み込みやすく、形も崩れにくいのでシチューに最適です。
大根を半月切り(厚さ1〜1.5cm)
均一な厚さで火の通りが揃い、見た目もきれいに仕上がります。
大根の切り方で気をつけたいポイント
- 大きすぎると火が通りにくく生煮えになることがある
- 小さすぎると形が崩れやすくなるうえ、食感がなくなってしまう
- 厚さを均一に切ることで、煮えムラを防ぐ
- 食べやすい大きさを目安にする
目安としては、一口大(3〜4cm程度)を意識して切ると、食べやすくて形も崩れにくくなります。
シチューに入れる大根の量の目安

大根はとても水分が多い野菜。
大根の量が多すぎると、シチュールーを規定量使っても味が薄まってしまいます。
シチューを作るときは、シチュー全体の具材に対して大根は全体の2〜3割程度にするとバランスが取りやすいです。
じゃがいもやにんじんと組み合わせる場合は、それぞれの量を少し減らしながら調整してみてください。
じゃがいもを大根に完全に置き換えることもできますが、その場合も量が多くなりすぎないよう注意しましょう。
クリームシチューとビーフシチュー、どちらに合う?

大根はどちらのシチューにも合います。
クリームシチューとビーフシチュー、それぞれの特徴を知っておくと料理がより楽しくなります。
クリームシチューの場合
大根の甘みとクリームのまろやかな味が非常によく合います。
鶏肉・きのこ類との相性も抜群で、シンプルながら奥深い味わいに仕上がります。
大根の白さがシチューの色とも自然に溶け込み、見た目も美しいですよ。
私は、大根はコスパ最高の野菜なので、シチューによく使っています。
ビーフシチューの場合
デミグラスソースや赤ワインのコクと大根の甘みが合わさって、和洋折衷のような深い味わいになります。
牛肉よりも味が染みやすい大根は「お肉よりも美味しい!」と感じる方もいるほどです。
大根に味をしみ込ませるコツと2日目の楽しみ方

大根に味をしみ込ませるコツ
大根に味をしっかりしみ込ませたいときは、煮込む前に表面をさっと素焼きするのもおすすめです。
こうすることで大根の細胞が壊れ、シチューの旨みが内部まで染み込みやすくなります。
また、煮込み後すぐに食べるよりも、一度火を止めて冷ます工程を入れると冷める過程でしっかり味が染みていきます。
野菜を煮込むときのコツと同じですね。
大根シチューの2日目はさらに美味しい
シチューは作った翌日が美味しいとよく言われますが、大根入りシチューも同じです。
大根にじっくりと味が染み込み、全体の味が馴染んで一体感が出てきます。
大根の甘みがシチュー全体にじんわりと広がり、まろやかさが増すのです。
ただし冷蔵保存の際は、大根が水分を吸い続けてシチューが薄まることもあります。
食べる分だけ温め直し、残りはできるだけ早めに食べ切るのがベストですよ。
シチューに大根を入れるタイミング!まとめ
シチューへの大根の入れ方についてご紹介しました。
- 入れるタイミングは他の野菜と一緒に最初から炒めて煮込み、柔らかくなってからルーを加える
- 下茹でについてはしなくても作れるが、することで大根のえぐみが和らぎ水っぽくなりにくい
- 切り方は乱切りか半月切りで一口大(3〜4cm)が目安。食べやすい大きさ
- 量の目安は全体の2〜3割程度
- クリームシチューにもビーフシチューにも相性◎
大根は手に入りやすく価格も手頃で、栄養価も高い万能野菜です。
いつものシチューに大根を加えるだけで、ヘルシーで食べ応えのある一品に変身します。
ぜひ今晩のシチューに大根を取り入れてみてください。
きっと「また作りたい!」と思えるくらい美味しく仕上がりますよ。