手作りドーナツを揚げたのに、中がとろっとしていて生焼け。
「どうすればよかったの?レンジでチンすれば大丈夫?」
と焦ったことはありませんか。
そこで、ドーナツが生焼けになったときの対処法と見分け方、生焼けにならない揚げ方のコツをご紹介します。

ひとことでいうと
電子レンジで対処で加熱しすぎ注意です
ドーナツの生焼けの見分け方

ドーナツが生焼けかどうかは、揚げている最中に確認するのがベストです。
食べてから気づくより、揚げ終わった時点で1つチェックするだけで、残りのドーナツを救えます。
① 持ち上げて重さを確認する
菜箸やトングでドーナツを持ち上げてみます。
ずっしり重い芯がある感じがしたら生焼けの可能性大。
しっかり揚がったドーナツは、水分が飛んで軽くなります。
ポンポンとバウンドさせるように動かしてみて、重さが残っているなら追加加熱が必要です。
② 竹串を刺して確認する
竹串をドーナツの側面から中心に向けて刺します。
竹串に生地がベタッとついてきたら生焼けのサイン。
生地が付かなければ中まで火が通っています。
割りたくない場合は、この竹串チェックがいちばん手軽で確実な方法です。
③ 中がとろっとしているのは生焼け

私がドーナツを手作りしたとき、外側はきつね色に仕上がっていたのに、割ってみたら中がとろっとしていてショックを受けました。
あのとろっとした状態こそが生焼けのサイン。
外側の揚げ色だけで判断せず、1個割って断面を確認するのがいちばん確実です。
ドーナツが生焼けの対処法
電子レンジで加熱する(基本の対処法)

生焼けに気づいたら、電子レンジが基本の対処法です。
ラップでふんわり包んで、1個につき30秒ずつ加熱して様子を見ます。
20秒など、さらに短い時間でもいいくらい。
中から加熱するレンジは、生焼けの解消に向いています。
ただし、ここに大きな落とし穴があります。
加熱しすぎると、カチカチのドーナツができあがってしまうのです。
私が生焼けドーナツをレンジでチンしたとき、一気に加熱してしまったら、食べられないほど硬いドーナツになってしまいました。
あの衝撃は今でも忘れられません。
ドーナツがこんなにも硬くなるものかと、ある意味驚きでした。
しかも一度カチカチになったら、もう元には戻りません。
だから、30秒ずつ竹串で確認しながら加熱するのが絶対のルールです。
二度揚げはできない

「もう一度油に入れて揚げ直せばいいのでは?」と思いますよね。
しかし、二度揚げは基本的にNGです。
私の場合、外側がすでに焦げる一歩前の状態だったので、二度揚げは完全に不可能でした。
また、二度揚げをすると表面が焦げたり、油を吸いすぎてベタベタに仕上がったりする可能性があります。
生焼けに気づいた段階で油から取り出して、レンジで対処するのがおすすめです。
もし、ドーナツを二度揚げする場合は油の温度に十分注意して、表面が焦げないように十分注意して揚げてください。
トースター・オーブンは生焼けには不向き
「オーブンでじっくり焼き直せば?」という方法も考えたくなりますが、これもあまりおすすめできません。
トースターもオーブンも表面から加熱するため、中が生焼けのままでも外側だけが先に焦げてしまいます。
でも、ドーナツの生焼け具合が、あともう少し加熱したら火が通るというのであれば、トースターやオーブンで対応しましょう。
電子レンジとは違って、うまくすればドーナツの食感そのままに加熱することができます。
とはいえ、基本的にはドーナツが生焼けの対処には、中から加熱できる電子レンジがおすすめです。
生焼けドーナツを食べてしまったら大丈夫?

「気づかずに食べてしまった・・・」
鶏肉などと違って、ドーナツの生焼けはすぐに食中毒になるわけではありません。
ただし、小麦粉が生の状態だと消化しにくく、腹痛や消化不良を起こす可能性はあります。
一口や二口程度であれば、大人は多くの場合問題なく過ごせます。
ただし、子供・高齢者・体調が悪い人は消化器官への負担が大きいので要注意。
気になる症状が出たら、早めに医療機関を受診しましょう。
ドーナツが生焼けになる原因

ドーナツを生焼けにならずに揚げるのはなかなか難しいもの。
では、なぜ生焼けになってしまうのか。
この原因を知っておくと、次回の失敗防止に役立ちますよ。
① 油の温度が低すぎる
これが最大の原因です。
油の温度が低いと、ドーナツの表面がゆっくりと加熱されます。 するとどうなるか。
外側がじわじわと焼けていく間に、中の生地は加熱が追いつきません。 結果として「外はなんとなく色がついているのに、中は生」という状態になってしまいます。
さらに厄介なのが、低温での揚げ時間が長くなること。
時間をかけても、ドーナツの中心部への熱の伝わり方が弱いままな。
その結果、ドーナツの中の生焼けが解消されないまま外側だけが仕上がってしまいます。
「色がついてきたから大丈夫かな」と思って引き上げると、まさに生焼けのドーナツということに。
目安の温度より5℃でも低いと、仕上がりが変わります。
油の温度は温度計できちんと数字で確認するのが、生焼けを防ぐいちばんの近道です。
② 油の温度が高すぎる
実は、温度が高すぎる場合も生焼けの原因になります。
私の失敗はむしろ、油の温度が高すぎて中が生焼けになることの方が多いです。
ドーナツを揚げる油が高温だと、ドーナツの表面があっという間に固まります。
外側がすぐに色づいて「もう揚がった!」と引き上げてしまいがち。
でも中心部には、まだ熱が届いていません。 外側の皮が固まることで熱が通りにくくなり、内側が生のままになってしまうのです。
しかも、中が生焼けと気づいても、こんがりとした揚げ色がドーナツの表面にあるとこれ以上揚げることができないのです。
ドーナツが生焼けなのに、焦げるので加熱できない。
これこそ究極のジレンマではないでしょうか。
このように、「きれいな焼き色なのに中がとろっとしていた」という失敗は、温度が高すぎたときに起こりやすいパターンです。
低すぎても・高すぎても生焼けになる。 だからこそ、適切な温度をキープすることが最重要なのです。
③ 一度にたくさん揚げすぎた

ドーナツを一気に油に入れすぎると、油の温度が急激に下がります。
温度が下がった状態でじっくり揚げると、外側ばかりが加熱されて中が生のままになりやすくなります。
一度に入れるのは2〜3個までが無難なところ。
揚げ油の温度が回復するのを待ってから、次のドーナツを揚げましょう。
なお、一度に揚げるドーナツの数は、ドーナツの生地の温度や、油の量、油を加熱する鍋の性能にもある程度左右されます。
一度にあげるドーナツの数はどれくらいがいいかは、これまでの経験や温度計などでいい塩梅のところを探してみてくださいね。
④ 生地の水分量が多すぎた
牛乳や卵が多めのレシピは、ドーナツの生地の水分が多くなります。
水分が多いと油の中で生地が溶け出しやすく、いい感じにドーナツを揚げることが難しいもの。
レシピの分量は正確に守るのが基本です。
⑤ 油の量が少なすぎた(揚げ焼き状態)

油が少ないと、ドーナツが半分しか油に浸かりません。
全体を均一に加熱できないため、火の通りにムラが出ます。
片面ずつ丁寧にひっくり返して揚げるか、ドーナツがしっかり浸かる量の油を用意しましょう。
また、油の量が少ないと、油の温度が急激に変化するのでうまく揚げるのが難しくなります。
油の温度に十分注意し、火加減をこまやかに調整してドーナツを揚げましょう。
生焼けにならないドーナツの揚げ方のコツ

ドーナツが生焼けになる原因がわかれば、対策もシンプルです。
イーストドーナツ(ふわふわタイプ):160℃で4分
ケーキドーナツ・オールドファッション:180℃で6分
これが基本の温度と時間の目安です。
温度計を使って油の温度をしっかり測るのがいちばん大事なポイント。
ドーナツのレシピに沿って、指示された油の温度と揚げる時間を守りましょう。
油の温度はできるだけ一定の温度をキープするように、温度の変化に注意すること。
「なんとなくいい感じの温度」ではなく、数字で確認するだけで結果が全然違います。
また、揚げるのは一度に2〜3個までを目安にして、油の温度が下がりすぎないようにしましょう。
ドーナツが生焼けならレンジorオーブンで対処?まとめ
生焼けドーナツの対処は、電子レンジで30秒ずつ様子を見ながら加熱するのが正解。
二度揚げもオーブンも、ドーナツの生焼けには向いていません。
ただし、加熱しすぎるとカチカチになって元に戻らないので、加熱時間には細心の注意を。
次回からは油の温度をしっかり測って、一度に揚げる量を控えるだけで、生焼けの失敗はぐっと減りますよ。