餃子を焼いて、さあ食べよう!と思ったら、中がまだ生っぽかった……。
餃子は外からは皮しか見えないから、中がどんな状態かわからないのが餃子の悩みどころですよね。
私は豚ミンチと白菜などの野菜で中身を作る手作り派です。
皮の焼き色を見ながら「そろそろかな」と思っても、中身に火が通っていないことがあって毎回ドキドキします。
しかも、中身がピンク色だったときには「?」が頭の中を飛び交うことも。
この記事では、餃子の生焼けの見分け方・ピンク色の判断・焼き直し方・生焼けにならない焼き方のコツをまとめてお伝えします。

ひとことでいうと・・・
餃子の生焼けは「皮の透明感」と「肉汁の色」で見分ける
手作り餃子が生焼けになりやすい理由

「皮の色が変わったから大丈夫」と思いがち。 でも、餃子の生焼けはそう単純ではありません。
理由① 餃子は皮で中の具が見えない
餃子の餡(豚の挽肉)は皮に包まれているため、外からは見えません。
そのうえ、餃子の餡の豚肉は生焼けで食べると体に影響があるため避けたいのに、その餡の焼け具合が見えないのが困りどころ。
このように、皮の焼き色だけを見ても、中身の状態が全く分からないことが、こ餃子の生焼け判断を難しくしている最大の理由です。
理由② タネの色が変わりにくい

餃子の中身は豚ミンチと白菜などの野菜をベースにじっくり混ぜて作ります。
実はこのタネ、生の状態でも薄い茶色っぽい色をしているんです。
しかも、豚ミンチは火が通ると茶色っぽくなります。
餃子の餡が生でも薄茶色で、焼いても豚ミンチは茶色となると、タネの色の変化だけでは火が通ているかがとても分かりにくいのです。
豚ミンチ以外の具材の野菜も細かく刻んでいるため、見た目では火が通っているかの判断には使えません。
このように、餃子は火が通っても通っていなくても、見た目がほとんど変わりません。
餃子を割って中を確認しても、餃子の中身をみるだけでぇあ「焼けてる?焼けてない?」と判断に迷ってしまいます。
理由③ 具の量や大きさで火の通り方が変わる

餃子を手作りするとき、餃子の皮にタネをどれぐらい包み込むかは、火の通る時間に大きな影響があります。
最近は、餃子に包む餡を少なめにして皮をパリッと仕上げたものが人気があります。
餃子は餡の具の量が少なければ火の通りは早いので、生焼けになることなく短時間で仕上がります。
しかし、私のように、買った豚ひき肉の量や、冷蔵庫にある野菜の種類や量で、餃子に包む餡の量が決まってしまうことも。
そうなると、火によって、餃子に包む餡の量が変わり、それにともなって焼き時間が変わってきます。
餃子は餡が少ない焼き餃子の美味しいですが、餡が多い焼き餃子もまた美味しいですよね。
厚い皮と多めの具材で作った水餃子も美味しい。
このように、餃子は、餃子の餡の量や餃子の大きさで火の通り方が変わるので、それに応じて加熱時間を調整する必要があります。
餃子の生焼けの見分け方【3つの方法】

手作り餃子も買ってきた生餃子もとっても美味しいけど生焼けに注意が必要。
だからこそ、餃子を焼くなら、生焼けの見分け方を知って判断できると安心ですね。
見分け方① 餃子の皮の透明感を確認する
餃子の焼け具合を見ただけで判断するなら、
餃子の皮を確認するのが一番簡単な見分け方。
餃子の皮は小麦粉を薄く伸ばしたものであり、生の状態では白くて不透明です。
しかし、十分に熱を通したあとでは、皮の色が白から透明へと変化します。
そして、餃子の中の餡(豚肉や野菜など)がうっすらと見えるくらいになれば、まず中心まで火が通っていると判断して間違いありません。
皮がまだ白くてもやっとしていたら、生焼けのサイン。 うっすら透けて中身が見える状態になったら、火が通っています。
フライパンで蒸し焼きにしながら、フタを外したタイミングに皮の色を確認してみましょう。
ただし、この方法は、餃子の皮の大きさや厚みと、餃子の餡の量が一般的なものであるときの見分け方です。
例えば、餃子の餡がハンバーグの大きさだったりすると判断できるか分かりません。
私はこれまで市販の餃子の皮で、包めるだけぎっしりと具を詰めて作ったことがあります。
餃子の皮が白から半透明で中の具材がうっすら見えるくらい蒸し焼きにして、仕上げに皮がパリッとなるまで焼きます。
このように餃子を焼いたときは、生焼けにはならず、中まで火が通っていました。
だから、一般的な市販の餃子の皮で作った餃子や、この餃子と同じくらいの大きさの生餃子なら、皮で焼き加減を見分けることができます。
といっても、100%確実ではないため他の見分け方を合わせて確認するとより安心ですね。
見分け方② 竹串を刺して肉汁の色を確認する

ハンバーグなどの肉料理で生焼けを確認する方法で知られているのが
竹串を刺して肉汁の色チェック。
餃子も豚ミンチを具材にしてつくる料理なので、この方法で生焼けをチェックできます。
竹串などで餃子の厚みのある部分や中心部分を刺してみてください。
そこから透き通った肉汁が出てくれば十分に火が通っており、ピンク色や赤みのある肉汁が出てくる場合には、まだ中まで火が通っていません。
透明な肉汁 → 火が通っている
赤みのある肉汁 → まだ生焼け
餃子を割らずに竹串一本で確認できるので餃子の並びを崩したくないときにも重宝します。 つまようじでも代用できます。
ただし、餃子はフライパンにぎっしり並べて作るうえ、蒸し焼きにしたり、餃子の皮が半透明で具材が見えたり、餃子の羽に焼き色がついていたりと肉汁が見にくい場合があります。
お皿に取り出して確認した方が肉汁が見えやすい場合があります。
見分け方③ 餃子を割って断面の色を確認する

餃子が生焼けかを一番確実に判断できる方法はやっぱり実際に見てみること。
餃子は豚ミンチを使った餡を皮で包んでいるので、中までは見えません。
だから、餃子を実際に割って断面の色と見た目で判断するのが確実です。
餃子が一番大きめで熱が当たりにくい場所の餃子を1つ選びます。
その餃子を割って断面の肉の色を確認し、豚肉部分がまだピンク色や半透明の状態であれば、それは生焼けの可能性が高い。
中まで完全に火が通っていれば、肉は灰色や薄い茶色に変化しています。
また、断面の肉の見た目が、肉に火が通ったようなぽろっとした感じなら火が通っています。
一方、まったりした生っぽい肉に見えるなら、まだ火が通っていません。
しかし、これまでお伝えした方法で判断しにくいのが、餃子の中身がピンク色だったとき。
中身がピンク色!生焼け?それとも大丈夫?

「しっかり蒸し焼きにしたのに、割ったら中がまだピンクだった……」
そんなことあるわけないじゃないかと思いますが、実際にあるのです。
私もいくら焼いても餃子の中身がピンク色っぽくてびっくりしたことがあります。
豚肉でピンク色というと生焼けですが、実は生焼けではない場合があります。
十分によく火を通してもお肉が赤かったり、ピンク色をしている場合には、野菜から出る「硝酸塩」という成分からなる自然変色が考えられます。
キャベツや白菜などの野菜に含まれる硝酸塩と、肉のミオグロビンが反応してピンク色になることがあるのです。
見分け方のポイントは「肉汁の色」です。
皮が透明になっていて、竹串を刺したときに透明な肉汁が出てくれば、中身がピンクでも火は通っています。
また、餃子の断面を見たとき、豚ミンチの部分がピンク色でも、生肉っぽくなく、ハムっぽいというか、具材をこねたときのようなねちゃっとではなくほろっとした感じなら生焼けではありません。
逆に、赤みのある肉汁が出てくるなら本当の生焼けです。 もう一度加熱してください。
餃子の生焼けを食べてしまったら?

「気づかずに食べてしまった……」 まず落ち着いてください。
豚ひき肉を使った料理は、中まで十分に火が通っていないと、食中毒になる危険が高まります。
とはいえ、一口二口程度であれば症状が出ない場合がほとんどです。
また、餃子は豚ひき肉だけでなく、キャベツや白菜などの具材も多く入っています。
餃子を1つ食べたとしても、そこに含まれる豚ひき肉の量は多くありません。
とはいえ、食べた後7日以内に腹痛・下痢・発熱などの症状が出たらすぐ病院で診察を受けましょう。
餃子の生焼けに気づいたときの焼き直し方
① 電子レンジで加熱する

いちばん手軽な方法です。
確実に火を通す方法としては、電子レンジが早いです。電子レンジはマイクロ波によって食材の中から加熱できるため、確実に皮の中のお肉を加熱することができます。
お皿に並べてラップをふんわりかけ、30秒ずつ様子を見ながら加熱します。
一気に長時間かけると固くなるので要注意。
レンジでパリッとした皮が柔らかくなるのが気になるときは、加熱後にフライパンやトースターで表面を軽く焼くと食感が戻ります。
② フライパンで蒸し焼きを追加する

まだフライパンにある状態で気づいた場合は、蒸し焼きを追加するのが手軽です。
フライパンに熱湯を少量加えて、フタをしてさらに蒸らしましょう。
餃子の中まで火が通っていない場合は、再度フライパンに熱湯を加え、蒸し焼きにします。
水ではなく熱湯を使うのがポイントです。 水だとフライパンの温度が下がってしまい、皮がふやけやすくなります。
生焼けにならない!餃子の焼き方のコツ
コツ① 餃子は蒸し焼きは必須

焼くだけでは中心部まで熱が届きません。 必ず水(または熱湯)を加えてフタをして蒸らす工程を入れましょう。
手作り餃子の場合、中火から強火で5分蒸し焼きにした後、水分を飛ばしながら2?3分焼き上げる方法がよく使われます。
コツ② 餃子を焼くときの火加減は中火を基本にする
生焼けになる原因は、焼くときの火加減が強すぎることも考えられます。火が強いと中に火が通らないまま焦げてしまうので注意が必要です。
強火で焼くと外側だけ焦げて中が生のままになりがち。 中火でじっくり蒸し焼きにするのが基本です。
コツ③ 具の量を詰めすぎない

ひき肉の量が多すぎると火が通りにくくて、生焼けになる可能性も高くなります。
大きめの餃子を作るときや、具をたっぷり入れたいときは蒸し時間を長めにとりましょう。
心配なときは蒸らし後に竹串で確認する習慣をつけると安心です。
コツ④ フタを開けすぎない
蒸し焼き中にフタを何度も開けると蒸気が逃げます。 蒸気が逃げると中心部への熱の伝わり方が弱くなります。
フタをしたら、水分が蒸発するまでなるべく触らないことが大事です。
餃子が生焼けの見分け方!まとめ
餃子の生焼けについて、ポイントをおさらいします。
- 外から確認できる。皮が白く不透明なら生焼け。透明に変わったら火が通ったサイン
- 竹串を刺して肉汁が透明なら OK。赤みがあればまだ生焼け
- 中身がピンクでも皮が透明・肉汁が透明なら大丈夫。野菜との反応が原因のことも
- 生焼けに気づいたらレンジで30秒ずつ、またはフライパンで熱湯を加えて再蒸らし
- 具を詰めすぎない・中火で蒸し焼き・フタを開けすぎないが生焼け防止の3原則
皮の透明感と肉汁の色、この2つを確認する習慣をつけるだけで、生焼けの心配がぐっと減ります。
手作り餃子をおいしく安全に仕上げるために、ぜひ今日から試してみてください!