浴衣の襟元がゆるい感じに!着崩れて胸元はだけたのを出先で直す方法
夏祭りといえば、
浴衣に盆踊りに花火ですね。
着物を着る機会はあまりないので、
夏に着る浴衣は、
ちょっと憧れます。
最近では、
着物を着ること注目されており、
お祭りでない時も、
着物を着る女性だけでなく男性も、
見かけるようになりました。
着物の中でも、
カジュアルで手軽に着こなせる浴衣は
着る機会が多くあります。
そんななか、
浴衣でのお出かけで気になるのが・・・
着崩れ。
浴衣の襟元(衿元)が
ゆるい感じになってしまうと、
だらしない印象を与えることにも。
着物を独学でマスターし、
着物の訪問着を
着付けることができる私としては、
衿元のたるみはとても気になります。
浴衣の襟元(衿元)が
外出先でゆるくなってしまったときの
直す方法を紹介します。
襟元(衿元)のゆるみに気づいたら
すぐに直しましょう。
浴衣の襟元がゆるい感じに!着崩れて胸元はだけたのを出先で直す方法
その1:浴衣の襟元のゆるみを直す
浴衣の襟元(衿元)は、
ゆるんで着崩れやすいうえに
とても目立ちます。
外出先ですぐに直せる方法を
ご紹介します。
浴衣の襟元(衿元)は、
前身ごろが2枚重なっています。
まずは、
下前の衿(重なりが下側の衿)
を直します。
やりたいことは、
写真の青い矢印の方向に引っ張って
たるみを伸ばすこと。
衿の重なり部分を
引っ張っても直りません。
正しい手順でたるみを直しましょう。
もし、近くにトイレなど
着物をたくし上げられる場所があれば、
あらかじめ、
肌襦袢の両脇と背中側を
ギュッと下に引っ張って
伸ばしておくとベストです。
まずは、脇の下にある
すき間(身八ツ口)に
左手を入れます。
すると、下前の衿を
つかむことができます。
そこをつまんで、
左下に引っ張ります。
伊達締めか紐に、
たるみを挟み込みます。
ここでのポイントは、
左下に引っ張りすぎないこと。
引っ張りすぎると、
うなじ側の抜き衿の形が
崩れてしまいます。
コツは、鎖骨辺りで
前衿が重なっている部分の位置を
決めます。
その場所から衿が動かないように、
左下に引っ張ります。
次は、
上前の衿(重なりが上側の衿)
を直します。
やりたいことは、同じく、
写真の青い矢印の方向に引っ張って
たるみを伸ばすこと。
おはしょり
(帯の下部分の折り返し部分)
の上側の一枚を矢印のように
下に引っ張ります。
しかし、ただ引っ張るだけでは、
上前の衿がずれてしまいます。
引っ張るときのコツは、
鎖骨近くの衿が重なる部分の位置と
上前の衿と帯の上側が交わる部分の位置を
決めます。
これらの位置をずらさないように、
たるみを伸ばします。
帯と重なる部分とおはしょりの間で、
上部から寄せてきたたるみを
伸ばします。
そのときは、
おはしょりを下に引っ張ります。
こうすることで、
浴衣の襟元(衿)のゆるみが
キュッと伸びます。
浴衣の襟元がゆるい感じに!着崩れて胸元はだけたのを出先で直す方法
その2:浴衣の衿がゆるまないコツ
浴衣の衿のゆるみは、
外出先でも直せるとはいえ、
着崩れないのが一番。
衿がゆるみにくいように、
着付けのときに
気を付けるポイントがあります。
それは・・・
伊達締めを締めるとき。
伊達締めを締める前に
おはしょりになる部分の
前側と後ろ側をピンと伸ばします。
そのときに、
衿の位置をずらさないように、
前後をピンと伸ばします。
伊達締めを締めた後も
衿がゆるんでいないか
もう一度確認します。
そのときは、
衿に注意が行き過ぎて、
姿勢が曲がらないように。
姿勢よくまっすぐ立って
衿がゆるまないように
伸ばします。
そして、浴衣を着てからは、
猫背にならないように
姿勢よく歩きます。
浴衣の着付けのときの姿勢と
浴衣で過ごすときの姿勢が
違っていると、
浴衣は着崩れてしまいがち。
特に、最近の日本人は
猫背の人が多いので、
姿勢に注意が必要ですね。
浴衣の襟元がゆるい感じに!着崩れて胸元はだけたのを出先で直す方法
その3:まとめ
浴衣の襟元(衿)が
ゆるんではだけてしまったとき、
すぐに直せる方法を
紹介しました。
浴衣の着崩れは、
崩れの少ないうちに直すのが
一番です。
浴衣の着崩れポイントは、
衿と裾、帯。
ちょっとでも気になったら、
さっと確認しましょう。