鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
鋳鉄のフライパン
「スキレット」が
100均のダイソーで見かけてビックリ!
フライパンといえば、
鉄のフライパンやテフロンが
知られています。
最近は、スキレットが人気で、
スキレットのレシピ本まで
出版されています。
そんななか、
鋳鉄のフライパンと鉄のフライパンは
どちらも鉄なのに、
何が違うのか?
そんな疑問が浮かびますね。
私は鉄のフライパンを愛用していますが、
鋳鉄のフライパンの
南部鉄器のフライパンや、
ダイソーのスキレットも使っています。
人も能力によって適材適所があるように、
フライパンにも、
適材適所があります。
鋳鉄のフライパンと鉄のフライパンの
違いを知って、
適材適所でうまく使い分けるポイントを
紹介します。
調理器具をうまく使うことで、
料理の幅が広がるだけでなく、
料理の手際が格段に上がります。
料理には必須ともいえるフライパンを
使いこなしましょう。
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
その1:鋳鉄と鉄のフライパンの違い
スキレット南部鉄器など
鋳鉄のフライパンはひと目で分かります。
それは・・・
黒っぽくて厚くて重い。
そんなフライパンを見ると、
肉料理を美味しく仕上げてくれそうな予感を
感じさせてくれます。
鋳鉄のフライパンの厚みは、
3.0mm~5.0mm以上のものまで
商品によって異なります。
なぜこのような厚みになるかというと、
溶かした鉄をフライパンの型に
流し込んで作るから。
薄く作ろうとすると
割れやすくなるとか。
とはいえ、
薄く作る必要はなさそう。
この厚みが、
鋳鉄のフライパンで作る料理を
美味しくしてくれるから。
一方、鉄のフライパンは、
鋳鉄のフライパンに比べて、
薄くて軽い。
フライパンをゆすったり、
持ち上げたりする料理には、
軽いが一番。
軽いというだけで、
使いやすさが格段に上がります。
普段使いには必須ですね。
このように、
鋳鉄と鉄のフライパンの違いがあるので、
それぞれが活躍できるポイントが
違ってきます。
フライパンを選んで使いこなす
ポイントは何でしょうか。
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
その2:時短料理に使えるフライパンは?
仕事や用事で時間がない。
食事の準備を
できるだけ時間をかけずに
簡単、手軽にしたい。
そう思う時もありますね。
鋳鉄と鉄のフライパンの、
料理を作る時の時間と言う意味で、
決定的に違うこと。
それは・・・
予熱。
鋳鉄と鉄のフライパンは
使うときには、両方ともに
必ず予熱が必要になります。
鉄のフライパンを愛用している人は
知っての通り。
この予熱の時間が、
鋳鉄と鉄のフライパンでは、
鋳鉄のフライパンの方が
圧倒的に長くかかります。
その理由は、
フライパンの厚み。
予熱は、
フライパンの鉄の部分を温めるので、
当然ながら、厚みがあるフライパンほど
温めるのに時間がかかります。
私は鉄のフライパンと
南部鉄器のフライパンを愛用しているので、
この予熱の時間の違いは、
身にしみて感じます。
予熱の時間は、
ただでさえ長く感じるもの。
普段使いするフライパンは、
予熱時間が短い鉄のフライパンの方が
使い勝手がよく感じます。
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
その3:専門店の鉄板料理ができるのは?
専門店に行くと、
プロの料理人が目の前の鉄板で
料理してくれるところがあります。
ステーキや鉄板焼き、
私の大好きなお好み焼きなど。
そこで使われる鉄板は、
10mmから15mm以上という
厚みのある鉄板です。
鉄板に厚みがあると、
鉄板に熱が蓄積されて
温度が下がりにくくなります。
特に肉などの
冷たい材料を置いたときも
鉄板の温度があまり変わらないので
ステーキなどが美味しく焼けます。
時間をかけて火を通す料理には
ぴったり。
私の大好きなお好み焼きも
お店の鉄板で焼くだけで
味が全然ちがいます。
このように、鉄板の厚みは、
料理の出来を左右します。
そこで、
フライパンの登場。
鋳鉄と鉄のフライパン、
どちらが厚みがあるかというと、
鋳鉄のフライパン。
家で使うフライパンとしては、
鋳鉄のフライパンの方が
鉄板に近くなります。
実際に、タネが同じお好み焼きを
南部鉄器のフライパンと
鉄のフライパンで作ってみると・・・
南部鉄器のフライパン
=鋳鉄のフライパンの方が美味しい
だから、うちでは、
お好み焼きやステーキは、
南部鉄器のフライパンで作ります。
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
その4:オムレツなど揺する料理は?
フライパンを揺すったりする料理は
軽さがすべて。
鋳鉄のフライパンのように重いと、
フライパンが持ちにくいし、
何といっても疲れてしまう。
だから、
軽い鉄のフライパンがぴったり。
他にも、ステーキのように
じっくり焼く料理ではなく、
野菜炒めのような炒めものなど
素早く仕上げる料理には、
鉄のフライパンがおすすめ。
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは?特長と使い分けのポイントはこれ!
その5:まとめ
鋳鉄と鉄のフライパンの違いは、
厚さと重さ。
そのため、料理によっては、
ぴったりなフライパンが違います。
ステーキなどじっくり焼く料理には、
鋳鉄のフライパン、
オムレツや野菜炒めなど
手早く仕上げる料理には、
鉄のフライパン。
というのがおすすめ。
とはいえ、
どちらか片方のフライパンがあれば、
料理を作るのに問題はありません。
しかし、どちらか一つだけ選ぶなら、
軽くて使い勝手のいい
鉄のフライパンですね。
鋳鉄と鉄のフライパンの両方あれば、
料理がぐっと面白くなります。
私もお好み焼き用に
鋳鉄の南部鉄器のフライパンを買ったら、
ステーキなどの料理が美味しくできで
うれしくなりました。
ぜひ、料理を楽しみましょう。