自宅でうどんを食べるなら、
袋入りのゆでうどんや、
乾麺、半生麺のうどんを
茹でて食べますよね。
そのなかでも、
乾麺のうどんは、
年単位で日持ちする上に
とってもリーズナブル。
業務スーパーでは、
1kgのうどんの乾麺が
なんと200円以下!
だから、乾麺のうどんは
うちでも重宝しています。
そんな乾麺のうどんは、
食べ方によって扱いが違うのです。
それは、
茹でた後に水洗いするかどうか。
そこで、茹でた乾麺のうどんを
水洗いするかどうかを
見分けるポイントをご紹介します。
茹でたうどんを水洗いする理由
乾麺のうどんは、
たっぷりのお湯で茹でてから
水洗いして食べます。
でも、うどんって、
ざるうどんやぶっかけうどんは
水洗いして食べます。
しかし、
かけうどんやきつねうどんなど
温かいおつゆで食べるうどんは、
水洗いすると
うどんが冷えてしまいます。
あったかい鍋料理に
うどんを入れる場合も同じ。
実は、
茹でたうどんを水洗いするのは、
うどんを温かいだしで食べるか、
冷して食べるかが
理由ではないのです。
うどんは茹でると、
うどんの麺の表面から
温かい水分が染み込んできて
でんぷんが加熱されます。
これによって、
パキッと折れる固さの乾麺でも、
ゆでると柔らかくなるのです。
しかし、水洗いしないと
うどんの麺に予熱が残ってしまい、
うどんの麺はふにゃふにゃに
なってしまいます。
そこで、茹でたうどんは
冷たい水で洗うことで、
うどんの麺の余熱を取って
表面を引き締めて、
水分が入りにくくするのです。
また、茹でたばかりのうどんは、
表面に軽いぬめりができます。
このぬめりも
冷たい水で洗うことで
きれいに洗い流すことができます。
このように、
乾麺の茹でたうどんは、
冷水で水洗いすることによって、
きゅっと引き締まったつるつる麺に
仕上げることができます。
だから、基本的には、
乾麺のうどんを茹でたら、
うどんの食べ方に関わらず、
冷たい水でごしごし洗いましょう。
また、冷たい水は、
氷水にした方が
うどんが美味しく仕上がります。
ただし、乾麺のうどんでも
食べ方によっては
水洗いしない例外があります。
乾麺のうどんは水洗いしない場合あり?水洗いするか見分けるポイント
乾麺のうどんを水洗いしないのは釜上げ&釜玉
乾麺のうどんは、
かけうどんやきつねうどんの
温かいつゆで食べる場合や、
鍋料理で鍋に入れて食べる場合も
水洗いします。
しかし、乾麺のうどんを茹でても
水洗いしない例外があります。
それは、
釜上げうどんと釜玉うどん。
釜上げうどんは、
茹でたばかりのうどんの味を
楽しむうどん料理。
だから、水洗いはせずに、
うどんの茹で時間を少し短くして、
水洗いせずに食べます。
釜玉うどんは、
溶いた生卵の中に
茹でたばかりのうどんを入れて
混ぜて食べるうどん料理。
水洗いしない茹で立てうどんは、
うどんがすごく熱いので、
生卵の中に入れると
いい感じで半熟になるのです。
これが釜玉のおいしさの秘訣。
だから、
香川県の行きつけのうどん屋では、
釜玉うどんは注文を受けてから
うどんを茹でて作ります。
ちなみに、
きつねうどんなどの他のメニューは、
あらかじめ茹でて
水洗いしておいたうどんで作ります。
このように、
乾麺のうどんを茹でて
釜揚げうどん釜玉うどんを作るなら、
水洗いはしないでください。
乾麺のうどんは水洗いしない場合あり?水洗いするか見分けるポイント
乾麺のうどんを鍋に入れるなら水洗いする?タイミングは?
鍋料理のなかでは、
具材としてや締めとしても
うどんを入れる場合があります。
袋入りのゆでうどんなら
そのまま入れるだけなのですが、
乾麺のうどんの場合は
そうはいきません。
鍋料理で乾麺のうどんを使うなら、
まずは、たっぷりのお湯で茹でて、
水洗いして引き締めてから、
ざるにあけておきます。
鍋料理でうどんを入れるのは、
うどんを食べるタイミングの数分前。
あまり早く鍋にうどんを入れると
うどんがのびてしまいます。
うどんがのびると、
うどんに含まれる塩分が
鍋のスープに溶けだして
スープが少し塩辛くなる場合も。
鍋料理で乾麺のうどんを使うなら、
茹でて水洗い&水切りし、
うどんを温める感じで
食べる数分前に鍋に入れると
ちょうどいい感じになります。
乾麺のうどんは水洗いしない場合あり?水洗いするか見分けるポイント
まとめ
乾麺のうどんを茹でたとき、
水洗いする場合と
水洗いしない場合があります。
その見分け方をご紹介しました。
基本的には、
乾麺のうどんは茹でたら
水洗いすると考えてOK.
釜揚げうどんと釜玉うどんだけは
水洗いしないようにしましょう。