耐熱皿と普通の皿にはこんな違いがあった!使い分けした方がよい理由
グラタンやドリア、ラザニアなど
具材を作ったら、
後はオーブンに入れて焼くだけ。
というような料理があります。
そして、その料理のレシピには、
「耐熱皿を使うように」
と指示されていることも。
そこで気になるのが、
耐熱皿。
普通の皿とは一体何が違うのか。
電子レンジやオーブンに
普通の皿を使っても、
庫内で割れた経験もないし・・・。
そこで、気になる
耐熱皿と普通の皿の違いと、
耐熱皿をあえて使う理由を紹介します。
耐熱皿と普通の皿にはこんな違いがあった!使い分けした方がよい理由
その1:普通の皿も熱に強そうだけど・・・
耐熱皿と聞いて、
しっくりこないのは、
普通の皿の製造方法を知っているから
かもしれませんね。
陶器や磁器で作るお皿は、
土に含まれる粘土や、
石の粉である陶石を材料として形作り、
高温で焼き上げて作ります。
ガラスもガラスを高温で溶かして
お皿の形に仕上げます。
このように、普通のお皿も
高温で焼き上げて作ります。
だから、こうして作られた皿を、
300度くらいに加熱しても
問題ないように
感じるのかもしれません。
しかし、お皿を作るときと、
出来上がったお皿を使うときとでは、
熱に対する耐え方が違います。
パスタを茹でて食べるのと、
茹でたパスタを茹でて食べるのとでは、
美味しさが変わるのと
同じようなもの・・・かも。
だから、普通の皿は、
熱い料理を盛ることを想定して
作られているものであり、
お皿自体を加熱することは、
想定されていないことを
知っておきましょう。
耐熱皿と普通の皿にはこんな違いがあった!使い分けした方がよい理由
その2:お皿を加熱すると起きること
耐熱皿も普通の皿も
お皿自体を加熱することで、
お皿が熱で膨張します。
もちろん、
目に見えるほどではないので、
一見何も起きていないように見えますが。
お皿が熱によって、
いびつに膨張することで、
目に見えなくても
ごく小さなひび割れができる可能性が、
高くなります。
そして、致命的なひび割れになると
お皿が割れてしまいます。
しかし、耐熱皿は、
熱による膨張を想定して、
膨張をできるだけ抑えるように
作られています。
だから、熱による影響が少ない。
一方、普通の皿は、
お皿自体を加熱することによる
熱膨張を想定していません。
だから、耐熱皿に比べて、
熱に比べて弱く、
本来の寿命に比べて、
早く割れてしまう可能性があります。
そして、割れるのは、
加熱した後だけでなく、
ある日、突然起きてしまいます。
これを知ると、
お気に入りの普通のお皿は、
電子レンジやオーブンには、
使わないほうがいいですね。
耐熱皿と普通の皿にはこんな違いがあった!使い分けした方がよい理由
その3:耐熱皿と普通の皿にとっての試練は?
耐熱皿と普通の皿を
オーブンなどで加熱するというと、
お皿が熱に耐えられるかが
問題だと思われがち。
しかし、一番の問題は、
加熱されたお皿が冷めるとき。
熱で膨張したお皿は、
冷えることで収縮するのです。
そこで、熱いお皿を
急激に冷やしてしまうと・・・
急激な収縮に耐え切れず、
お皿が壊れてしまいます。
だからこそ、耐熱皿は、
熱によるお皿の膨張や収縮が
急激に起こりにくい構造に
なっています。
耐熱皿と普通の皿は、
見た目では分からない部分で
大きな違いがあるのですね。
耐熱皿と普通の皿にはこんな違いがあった!使い分けした方がよい理由
その4:まとめ
耐熱皿と普通の皿の違いを
ご紹介しました。
お皿の製造過程では、
高熱を加えるので
熱に強いような気がしますが・・・。
完成品のお皿には、
その考えは通用しないようです。
また、お皿は熱によって、
膨張や収縮が起きてしまうので、
目に見えなくても
破損している可能性があります。
それに対応したお皿が、
耐熱皿。
私もグラタンやケーキなど、
調理で使う皿には、
耐熱皿を使うようにしています。
料理を温めるだけに
使っているはずのお皿も、
オーブンで使うと
早く壊れるような気がするので。
食器との出会いは一期一会。
お気に入りのお皿は、
耐熱皿のようには使わないことを
おすすめします。