はまぐりのお吸い物は
やっぱりひな祭りに欠かせません。
普段の食事に、
お味噌汁やお吸い物を作るときには、
貝はあさりやしじみを使いますよね。
貝料理はとっても美味しいけれど、
はまぐりは貝の種類の中では
ちょっとお値段の張る貝。
でも、ひな祭りなど
イベントがあるときならと
奮発してはまぐりを買って、
お吸い物を作ってみたら・・・
お吸い物のお椀の中には、
しっかりと閉じたはまぐりが。
これって、
すっごく損した気分になって
ちょっと悲しくなってしまいます。
でも、開かないはまぐりって
本当に食べれないの?
そこで、お吸い物のなかで
固く閉じたはまぐりが
食べられるのかどうかについて
ご紹介します。
はまぐりは殻が開いたものしか食べれないって本当?
はまぐりやあさりなどの2枚貝は
加熱したら殻がパカっと開きます。
お鍋にはまぐりを入れて、
加熱しはじめると、
パカッ、パカッと貝の殻が開くのは
見ているだけでも楽しくなります。
でも、はまぐりなどの2枚貝は、
加熱したときに
貝の殻が開かないものは食べれない
という話を聞きますよね。
私もこの話を親から聞いていて
疑ったこともありませんでした。
しかし、潮干狩りにハマってから
この話にちょっと疑問が沸いたのです。
加熱したときに
貝の殻が開くか開かないかが
問題になるのは、
死んでいる貝を食べてしまったら、
あたって体調を崩すからですよね。
では、死んでいる貝は、
加熱しても開かないかというと、
そうでもないようです。
2枚の貝をくっつけている貝柱が
とても強かったり、
そもそも、殻が開くための蝶番が
壊れている場合も開きません。
とはいえ、普通なら
はまぐりの殻は開きますよね。
だから、安全策を取るなら、
はまぐりをお吸い物にしたとき、
殻が閉じたままなら
食べないのが安心ですね。
でも、もう少し突っ込んで
開かないはまぐりが食べれないのか
知りたいというなら、
死んでいるかどうかを
見分ける必要ががあります。
はまぐりがお吸い物で開かない!開いたら食べれるって本当なの?
お店で買ったはまぐりは死んでいることがある?
はまぐりを手に入れるには、
潮干狩りで砂浜でゲットするか、
誰かに譲ってもらうか、
お店で買う方法があります。
でも、ひな祭りにはまぐりを
と考えているなら、
おそらくお店で購入する人が多いはず。
3月は潮干狩りは寒すぎるし、
はまぐりを見付けるのは至難の業なので。
そこで、はまぐりは
お店で購入したと考えます。
すると、お店としては、
死んだはまぐりを売るというのは
信用にかかわる大問題。
だから、お店としては、
できるだけはまぐりが生きている状態で
お客様に渡るように
工夫されているはず。
ということは、
買ったはまぐりが死んでいる
というのはレアケースといえます。
また、はまぐりなど2枚貝は、
死後すぐに食べられなくなるのではなく
死後24時間くらいは猶予がある
という説を聞いたことがあります。
これを踏まえると、
お店で買ったはまぐりで
体調を崩すほど当たる可能性は
かなり小さいといえます。
事実、あさりですが、
加熱しても開かないあさりを
食べても当たったことはありません・
もちろんお店で購入したものですが。
でも、そうはいっても
やっぱり自分で見分ける方法があると
安心ですね。
はまぐりがお吸い物で開かない!開いたら食べれるって本当なの?
はまぐりが死んでいるか見分ける方法
はまぐりが生きているかを
素人が簡単に見分けられる方法は2つ。
死んだはまぐりの臭いと、
はまぐりを突っつくこと。
はまぐりなど死んだ貝のニオイは衝撃的な臭さ
はまぐりやあさりなど、
貝をお店で購入していると
死んだ貝に出会う可能性は
すごく低いですよね。
でも、潮干狩りに行くようになると
死んだ貝を扱うことがあります。
だから分かるのですが、
はまぐりがすでに死んでいて
腐り始めていた場合、
猛烈な臭いにおいがします。
どれくらいかというと、
腐った「しらす」を超えるかな。
だから、はまぐりの臭いに
違和感を感じたら危険!
そして、このはまぐりで
お吸い物を作ると、
とてもじゃないけど飲めません。
はまぐりのお吸い物って
味付けがシンプルなので
はまぐりの味がガツンと主張します。
そのはまぐりが
すでに死んで腐り始めていたなら、
想像できるはず。
だから、
はまぐりをお吸い物にする前に、
はまぐりのにおいを
チェックしましょう。
はまぐりは生きていると突っつくと遊べる
はまぐりは店頭に並んでいるとき
基本的に生きています。
しかし、あさりと違って、
はまぐりっておとなしいイメージ。
だから、お店ではまぐりを突っついても
はまぐりは反応してくれにくい。
ではどうするかというと、
はまぐりがリラックスできる環境を
用意してあげるのです。
そして、その環境が、
はまぐりの砂抜きにもなるなら
一石二鳥ですよね。
そこで用意するのは、
3%の食塩水。
バットにはまぐりを置いて、
はまぐりが半分浸るくらい
食塩水を注ぎます。
そして、常温の薄暗い場所に
置いておきましょう。
常温というと、
腐るんじゃないかと
心配かもしれません。
しかし、生きているはまぐりは
当然ながら腐りませんので
安心してくださいね。
時間は1,2時間くらい。
そうすると、
はまぐりはリラックスして、
ベロを出したり、
水を飛ばしたりするはず。
こうした動きがあれば、
そのはまぐりは生きていますね。
また、最初からベロを出していたり、
殻が開き気味のものは、
突っつくと反応するはず。
これが全く無反応となると、
死んでいる可能性が高くなります。
遊んでくれないはまぐりは、
お吸い物に使わない方がいいですね。
はまぐりがお吸い物で開かない!開いたら食べれるって本当なの?
まとめ
はまぐりがお吸い物で開かないとき、
食べられないのかについて
ご紹介しました。
はまぐりは普段使わない食材なので
いろいろ気になってしまいますね。
これまで、死んだはまぐりの見分け方を
ご紹介しましたが、
専門家ではないので
完全に見分けることは難しい。
また、体調によっても、
大きく左右されます。
だから、
はまぐりで気になることがあるなら、
無理して食べない方が
心から安心できるはず。
はまぐりを食べるかどうかは
決して無理をしないように
自己責任で決めてくださいね。