牛すじは煮込むととろんととろけて
すごく美味しいですよね。
それに、牛すじから出る
出汁(スープ)も
牛すじを下ごしらえしているときから
食欲をくすぐる匂いがたまりません。
しかし、
美味しさ全品の牛すじですが、
下ごしらえが大変だと敬遠されがち。
そんな牛すじには生ではなく、
牛すじ串で販売されているもの
があるのです。
おでんで見かける牛すじ串です。
でも、スーパーで見かける
牛すじ串は肉っぽくないし、
一体どんな状態で
販売されているのでしょうか。
そこで、スーパーで見かける
牛すじ串の下ごしらえと使い方を
ご紹介します。
牛すじ串の下ごしらえは必要?
牛すじ串のなかでも、
スーパーなどの肉コーナーで見かける
生っぽくなくて、
白っぽくて平べったい感じの
牛すじ串があります。
でも、この牛すじ串は、
買って使おうとしても、
どんな状態なのかが
いまいちわかりませんよね。
実は、この牛すじ串は、
牛すじを下茹で(ボイル)して
串に刺したものなのです。
つまり、生の牛すじ肉で面倒な、
下茹でやアク取りなどは
すべて済ましたもの。
これなら、
牛筋肉の面倒な下処理を
する必要はありません。
これはすごい便利ですよね。
でも、牛すじ肉といえば、
例えば牛すじ煮込みなら、
牛すじをコトコト煮込んで
牛筋肉をトロトロにします。
この牛筋肉を柔らかく煮る処理は
牛すじ串ではされていません。
つまり、牛すじ串を手に入れたら、
牛すじ串を煮込む出汁を用意したら
そこに放り込んで、
好みの柔らかさになるまで煮込む
という流れになります。
それでも、外国産の安い牛筋肉は、
臭いや味のくさみが気になるので、
下ごしらえが終わっている
というのはとても便利です。
ただし、牛すじ串では、
生の牛筋肉で取れるスープほど
濃厚なスープは取れません。
牛すじ串は、牛すじのこりこりや
まったりした濃厚な味、
とろとろにとろけた食感など、
牛すじ串自体の味を楽しむときに
使うのがベスト。
では、牛すじ串を煮込むとき、
牛筋肉と同じように
時間が長くかかるのか
とがっかりするかもしれません。
時間がかかるというのは、
手軽に料理するときの食材には
あまり使いたくないものなので。
しかし、私が牛すじ串を
実際に使って料理した感じでは、
生の牛筋肉を柔らかく煮るよりも
時間が短くて大丈夫です。
なぜなのかと考えていたら、
牛すじ串を見て閃きました。
牛すじ串では、
串に刺さっている
牛すじ1つずつが、
まるで薄切りハムのように
平べったくて小さめなのです。
だから、牛すじ串は、
煮込んだときに柔らかくなるまで
時間が長くかからないのでしょう。
牛筋肉が大好きというなら、
時短で牛筋肉を料理したいときには、
牛すじ串は使い勝手抜群ですね。
牛筋肉はコラーゲンたっぷりなので、
お肌ももっちもちになるかも。
牛すじ串を使った料理といえば、
やっぱりおでんですよね。
牛すじ串は下ごしらえがいるもの?おでんや冷凍モノでも?
おでんの牛すじ串は下ごしらえがいる?
おでんに牛すじ串を使うときは、
牛すじ串を入れるタイミングが
ポイントになります。
牛すじ串は煮込むほど
牛筋肉が柔らかくなるので、
好みの柔らかさになったときが
食べ頃になります。
私はおでんの牛すじ串は、
こりこりよりも柔らかめが好み。
その場合は、
おでんの出汁の味が決まったら、
すぐに牛すじ串をお伝に入れます。
うちでは、牛すじ串は、
下茹で済み大根を入れるタイミングで
一緒に投入します。
もし、
鶏手羽元や鶏もも肉を入れるなら
そのときに一緒に入れます。
そして、コトコト煮ながら、
こんにゃくの準備をしたり、
ゆで卵を作ったり、
平天やちくわを切ったりして、
他の具材の準備をします。
そして、それらの具材は、
準備ができたものから、
牛すじ串などが入ったおでんに、
どんどん放り込んでいきます。
こうすると、
具材を準備する間にも、
牛すじ串などの
すでに鍋に入れた具材が
コトコト煮込まれていくので
おすすめです。
でも、牛すじ串は、
スーパーなどのお店では、
肉コーナーの棚で販売されています。
しかし、牛すじ串には、
業務スーパーのように
冷凍で販売されているものもあります。
牛すじ串は下ごしらえがいるもの?おでんや冷凍モノでも?
牛すじ串の冷凍はそのまま使える?
牛すじ串は、
冷蔵で販売されているものと
冷凍のものがあります。
かの有名な業務スーパーでは、
牛すじ串は冷凍販売。
では、冷凍牛すじ串を使う場合は、
どのように扱えばいいのでしょうか。
それは・・・
冷蔵の牛すじ串と同じでOK。
生でない牛すじ串は、
すでにボイルされているので、
灰汁取りや下茹での必要がありません。
だから、冷凍の牛すじ串でも、
冷凍のままおでんなどのだし汁に
入れて大丈夫。
あとは、コトコト煮込むときに、
冷凍の牛すじ肉は溶けて、
冷蔵の牛すじ串と
同じようになります。
ただし、冷凍の牛すじ串は、
冷蔵の牛すじ串と違って、
冷凍焼けなどのトラブルも起きます。
冷凍の牛すじ串は、
冷凍庫でトラブルが起きないように
冷凍しておきましょう。
牛すじ串は下ごしらえがいるもの?おでんや冷凍モノでも?
まとめ
生ではない牛すじ串は、
下ごしらえが必要なのかと
おでんなどの料理での使い方を
ご紹介しました。
牛すじ串はボイル済なので、
生の牛筋肉と比べて、
出汁があまり出ないなど
ちょっと味気ない点もあります。
しかし、生の牛筋肉とは違って、
好みの味付けの出汁を用意したら
そこに放り込んで煮込むだけという
手軽さはポイント高いですよね。
特におでんにはとっても便利。
ぜひ、牛すじ串を活用して
コラーゲンたっぷりな
美味しい味を満喫しましょう。