食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
食パンの焼きたてを食べには、
手作りが一番。
ホームベーカリー(HB)を使えば
炊飯器でご飯を炊くように
食パンを焼くことができます。
手作りが身近になった食パンですが、
失敗することもしばしば。
そのうちの1つが、
焼きあがった食パンが潰れること。
HBやオーブンで
潰れた食パンを見たときには、
ガッカリ感が半端ありません。
私も経験したことがありますが、
もう勘弁してもらいたいところ。
そこで、食パンを焼いたときに
潰れてしまう原因と
潰れないように焼くコツを紹介します。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その1:食パンの焼きが甘い
食パンはHBなら自動で焼き上がります。
だから、食パンを焼くときに
潰れることはないので
とっても便利ですね。
しかし、パン教室の先生に言わせると、
パンは焼く工程だけでも、
HBではなくオーブンを使うと
数段美味しく出来上がるそうです。
だから、食パンにこだわる人は、
焼くときはオーブンを使う人も
いるようです。
ちなみに、私は、
レディースニーダーで
食パン生地を捏ねるので、
焼きはオーブンを使います。
このオーブンでの焼きが曲者。
食パンを焼く時間は、2斤で、
190℃から200℃で、
30分から40分くらい。
しかし、
オーブンは個性的な家電なので、
焼く時間に差がでるのです。
そして、焼きが十分ではなかったとき、
食パンの上部の重さに耐えきれずに
下部が潰れてしまう。
食パンを切ってみると、
上部と下部ではふんわり度が
全く違うのでひと目で分かります。
また、食パンを焼いている途中に
オーブンの扉を開けるのも厳禁。
オーブンの扉を開けると、
庫内の温度が下がってしまいます。
すると・・・
食パンが潰れます。
食パンをオーブンで焼くときは、
焼きが甘くならないように注意して、
焼いている途中にオーブンの扉を
開けないようにしましょう。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その2:食パンの型の選び方
食パンの型は1斤、1.5斤、2斤など
大きさによって型が違います。
大は小を兼ねる
とよく言いますが、
食パンの型に限っては違います。
1斤の食パン生地を
2斤の食パン型で焼くというように、
分量に合った型より大きい型を使うと、
グルテンによって
食パンが潰れやすくなるのです。
どちらかというと、
小さい型を使う方が潰れません。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その3:食パン生地の水分や糖分
食パン生地を作るときは、
水や牛乳などの水分を使います。
もちろん、卵も水分の一つ。
この水分が多いと、
食パンを焼くときに水分が残ったり、
グルテンが弱かったりと
生地が緩くなります。
そんな生地を焼くと
上部の重みに耐えきれずに、
下部が潰れたようになるのです。
食パンは、
小麦粉と水分、糖分、イースト菌が
それぞれうまく働くことによって
美味しいものが焼きあがります。
それらの分量は、
必ず決められた量をきっちり量り、
食パンを作るようにします。
ダイエットなどで砂糖を
気にする人もいますが、
食パン作りでは勝手に減らさないこと。
食パンにおける砂糖の働きは、
食パンに甘味を添えるだけでは
ありません。
食パンを作る時は、
必ず分量を守って作りましょう。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その4:食パンの生地のガス抜き
食パン生地を作る時、
捏ねるのと並んで大事なのが
ガス抜き。
食パンを初めて作ったとき、
ガス抜きを甘く見ていました。
ガスを抜いていないと、
膨らみがいびつになったり、
その膨らみに耐えきれずに
潰れてしまったりします。
一次発酵が終わった後、
ガス抜きをすると、
結構しぼんでしまいます。
それくらいガスがたまるので、
ガス抜きをキッチリしましょう。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その5:食パンの生地の発酵
食パンを作る最大の難関といえば、
生地の発酵。
発酵の具合を見極めるのは
慣れるまでは難しいですね。
食パンが潰れる場合は、
発酵しすぎ(過発酵)が原因。
発酵は温度が低くても、
低いなりに発酵し続けるので
発酵が終わったタイミングで生地を焼く。
生地が発酵しすぎると、
グルテンの力が弱まり
大きなパンが焼けるか、
潰れてしまいます。
食パン生地の過発酵に注意します。
食パンを焼くと潰れるのはなぜ?HBや手作りで失敗しないコツ5つ
その6:まとめ
食パンを焼くと潰れてしまう理由と
失敗しないコツを紹介しました。
食パンが潰れる原因は、
・食パンの焼きが甘い
・生地の量と型が合っていない
・生地の水分や糖分の分量間違い
・生地のガス抜き忘れ
・生地の過発酵
が考えられます。
食パンのレシピを確認して、
過発酵と焼きに注意して
作ってみましょう。