かりんのシロップ漬けを砂糖で作る!氷砂糖より簡単にできる作り方
秋になると、
シロップ好きとして気になるのが、
かりん(花梨)。
黄色っぽい大きめの実で、
産直販売所や市場などで
販売されています。
スーパーなどでは、
かりんがあまり売れないので、
扱いはあまりないとか。
そんなかりんが手に入ったら、
絶品シロップを作りましょう。
かりんは、風邪予防にも効果がある
といわれており、
特にのどの痛みやせきに効果的。
美味しくて体にもいいなんて、
かりんシロップを作るしかないですね。
そこで、かりんのシロップ漬けを
砂糖で作る方法を紹介します。
かりんのシロップ漬けを砂糖で作る!氷砂糖より簡単にできる作り方
その1:氷砂糖ではなく砂糖を使う理由
シロップといえば氷砂糖。
そう思う人も多いはず。
もちろん、かりんのシロップ漬けも
氷砂糖で作ることができます。
しかし、
氷砂糖はゆっくりと溶けます。
かりんを作る季節は晩秋と
肌寒くなる季節。
だからこそ、よけいに、
氷砂糖は溶けにくくなります。
その点、砂糖は溶けやすい。
かりんと砂糖をできるだけ早く
馴染ませるために、
ここでは、砂糖をお勧めします。
また、氷砂糖は砂糖に比べて、
ごろごろとしており、
粒も大きめ。
かりんを漬けるときに、
氷砂糖だと隙間ができやすく
なります。
この点でも、砂糖の方が
粒子が細かいのでおすすめ。
そこで、簡単に失敗なく
かりんのシロップ漬けを作るために、
砂糖で作る方法を紹介します。
ちなみに、ご紹介する作り方は、
砂糖の分量を
氷砂糖や蜂蜜に置き換えて
作ることもできます。
かりんのシロップ漬けを砂糖で作る!氷砂糖より簡単にできる作り方
その2:かりんのシロップ漬けの作り方
かりんのシロップ漬けに使う材料は、
かりんと砂糖のみ。
あとは、容器の消毒用に
ホワイトリカーを少し使います。
その比率は、
かりん:砂糖=1:1.1。
ご紹介するレシピでは、
かりん1kg使います。
かりん1kgといえば、
大きめのものなら2,3個、
ふつうぐらいなら3,4個でしょうか。
もちろん、
かりんシロップを作る前に、
正確に計量してくださいね。
<材料>
かりん(花梨):1kg
砂糖 :1.1kg
砂糖は白砂糖はもちろん、
三温糖やキビ砂糖、てんさい糖でも
かまいません。
<作り方>
1)かりんの実をきれいに洗い
自然乾燥させます。
2)かりんを漬ける容器を洗って
自然乾燥させます。
熱湯で消毒して自然乾燥なら、
殺菌効果が高くなります。
しかし、ガラスの容器は、
熱湯だと割れる可能性があるので、
十分注意してください。
ちなみに、
私はガラスの容器には、
熱湯は使いません。
その場合は、
ホワイトリカーを瓶に入れます。
そして、瓶をぐるぐる回して、
ホワイトリカーを瓶の内側に
まんべんなく行きわたるようにします。
ホワイトリカーの量は、
できるだけ少なくなるように。
3)かりんをいちょう切りにします。
まず、かりんを縦に半分に切り、
それをさらに半分に切ります。
このとき、種とわたは
100均にあるお茶パックに入れて
取っておきます。
4)3)を細くいちょう切りにします。
切る幅は2,3mmを目安に。
5)容器の中に、
かりんと砂糖が交互になるように
入れていきます。
最後に、種とわたを入れて、
その上に、砂糖でふたを閉じるように
入れます。
6)1日か2日ごとに、
上下を入れ替えるように
容器を揺すります。
容器の中にガスがたまるので、
このときにふたを開けて
ガスを抜きます。
7)1、2か月して
かりんがシワシワになったら、
漬けるのは終わり。
8)7)を鍋に開けて、
沸騰させます。
ざるで濾して、
シロップだけを保存用の容器に
移します。
9)8)の保存は、
冷蔵庫か冷暗所に置いておきます。
かりんのシロップ漬けを砂糖で作る!氷砂糖より簡単にできる作り方
その3:漬けた後の実の再利用
かりんの蜂蜜漬けは、
漬けた実をジャムにできるようですが、
砂糖漬けは無理なようです。
しかし、鍋に、水と漬けた実を入れて、
5分ほど沸騰させたら、
その汁がドリンクとして飲めるとか。
実際にしたことがないので、
今回のかりんシロップができたら、
実践してみようと思います。
かりんのシロップ漬けを砂糖で作る!氷砂糖より簡単にできる作り方
その4:まとめ
かりんのシロップ漬けを
砂糖で作る方法を紹介しました。
かりんはのどやせきに効くので、
冬には重宝します。
それに、子供も喜ぶ美味しさなので、
かりんが手にはいったら、
ぜひ作ってみてくださいね。