ところてんといえば、
幼い頃からおやつに食べていたもの。
夏になると、母が天草を鍋で煮て
よくところてんを作ってくれました。
そんな身近なところでんですが、
意外に知られていないことにびっくり。
お汁粉やあんみつといった和菓子は、
お茶屋さん-甘味処のお店で味わえます。
そのお店では、夏になると
ところてんがメニューに載ります。
それほど、和の甘味としても
有名なはずのところてん。
しかし最近では、
スーパーでもちらほらと
見かけるようになりました。
ヘルシーな食べ物としても
注目されているところてんについて
美味しく頂くコツを紹介します。
ところてんでメジャーなたれ達
ところてんの有名なたれといえば・・・
三杯酢や黒蜜、酢醤油
ではないでしょうか。
しかし、これらのたれをかけた
ところてんが全国どこでも
食べられているわけではありません。
例えば、コンビニでおでんを買うと
関西はからしが付くのに、
名古屋では赤味噌が付いてくる!
これにはびっくり仰天しました・・・
同じように、ところてんのたれは、
関西地方は黒蜜だけど、
東海地方は三杯酢。
関東は酢醤油が一般的です。
東北出身の母が作る
ところてんのたれは、
「酢醤油」。
関西の奈良に住んでいた私は、
友達が黒蜜をかけていることを知って
びっくりした経験があります。
こんな背景を持つたれですが、
甘味や酸っぱさと
極端な味を持つことから、
いろんな場面で活躍できます。
また、ところてんは、
天草という海藻を煮たあと、
冷やし固めて作ります。
この作り方でも感じると思いますが、
ところてんは・・・
ヘルシーで低カロリー。
そのうえ食物繊維が
腸内環境を良くしてくれる。
まさに至れり尽くせりな食材なのです。
そのところてんを、
たれを変えることで
いろんな味で楽しめるなら、
すぐあきなくて済みますね。
ところてんを三杯酢や黒蜜と酢醤油など工夫のたれで楽しむ3つのコツ
ところてんにあう形はたれによって違う
ところてんは豆腐のように
簡単に切ることができます。
まさに、形は自由自在。
だからこそ、
たれに合った形があるはず。
ここは意見が大きく分かれるところだと
思いますので、
好みで使い分けてみてください。
ところてん×酢醤油
酢醤油は子供心にすっぱーいと
ちょっと苦手でした。
でもそれは、ところてんを
おやつと思うからです。
料理の一品ととらえるなら、
酢の物と同じですよね。
酢醤油と合わせるところてんの形は、
うどんのように細く切ります。
てんつき
という道具を使って、
ところてんを押すだけで簡単にできます。
こうやって作ったところてんを、
酢醤油につけて
ツルツルと食べます。
お酢のツンとしたのが苦手なら、
お鍋で沸騰させて
少し飛ばすのもおすすめです。
ところてん×三杯酢
三杯酢は
お酢、醤油、みりん
で作ります。
うちでは、みりんの代わりに
砂糖を使います。
砂糖の分量を調節することで、
味は自由自在に変えることができます。
甘味が欲しいときは、
砂糖を多めに。
好みやダイエットなどで
甘味を減らしたいときは、
砂糖を少なめに。
三杯酢に合わせるところてんの形は、
さいの目、てんつきで細く切る
のどちらでも合います。
うちでは、
甘味を多くするときはさいの目に、
甘味を少なくするときは
てんつきで細く切ります。
ところてん×黒蜜
黒蜜を合わせるときのところてんの形は、
さいの目です。
寒天のイメージです。
なので、ところてんも固めに作ります。
ころんとしたところてんに甘い黒蜜は、
あんみつなどの
他の甘味に負けないくらい
おいしいです。
まさに、おやつの一品に最適です。
ところてんを三杯酢や黒蜜と酢醤油など工夫のたれで楽しむ3つのコツ
ところてんのうまい扱い方
ところてんに合わせるたれとして、
三杯酢、黒蜜、酢醤油
の3つを紹介しました。
ところてんにはまだまだ底力があります。
ところてんを扱うポイントは、
寒天と思え。
ところてんを少し硬めに作れば、
寒天を使ったおやつで、
寒天の代用になります。
そう考えると、
みつ豆や、あんみつ、フルーツポンチなど。
一気にところてんの使える範囲が
広がりますね。
母は、酢醤油のところてんとは別に、
フルーツの缶詰と
さいの目に切ったところてんを
合わせたものを作ってくれました。
ところてんを三杯酢や黒蜜と酢醤油など工夫のたれで楽しむ3つのコツ
まとめ
ところてんを
たれを変えて楽しむ方法と
たれにあったところてんの形、
寒天の代用と考えて
レパートリーを広げる方法を
紹介しました。
祖母が天草を採って
送ってくれたことから、
小さい頃から毎日のように
ところてんを食べていました。
今は手軽な粉寒天が
売られていますが、
天草から作るところてんは
最高に美味しいです。
天草を手に入れる機会があったら、
ところてんを作ってみてください。