小麦粉でとろみがつかない!後からでも大丈夫なとろみのつけ方とは
シチューやグラタンなど、
小麦粉でとろみをつけようとしたら、
シャバシャバ!?
とろみがうまくつかないかも。
とろみがうまくつかないと、
食感がサラサラして、
思っていた料理になりませんね。
でも諦めるのはまだ早い。
とろみがつかないor弱い場合、
後からでも
とろみを付けることができます。
そんなとろみで困った時の対処法を
ご紹介します。
小麦粉でとろみがつかない!後からでも大丈夫なとろみのつけ方とは
その1:小麦粉でとろみがつかない理由
とろみがつくはずの小麦粉で、
とろみがつかないとなれば、
何か原因があるはず。
まず、とろみといえば、
小麦粉だけでなく
片栗粉でもつけることができますね。
小麦粉と片栗粉の差は、
とろみのつく温度や粘り具合。
小麦粉は片栗粉に比べて、
とろみのつく温度が高いのです。
だから、小麦粉でとろみがつかない時は、
小麦粉を入れた後、
きっちり加熱したかどうか、
振り返ってみましょう。
もし、加熱した覚えがないようなら、
10分以上加熱してみましょう。
そうすると、
とろみが出てくる可能性があります。
それでもとろみが出ないようなら、
小麦粉の量が少ないか、
だまになってとろみに使える小麦粉が
少なくなってかもしれません。
だまになっている場合は、
取り出してきちんと溶かしましょう。
詳しい方法はこちらで紹介しています。
↓ ↓ ↓ ↓
小麦粉でとろみをつけるとだまになる!その理由と簡単に溶かす方法
小麦粉がダマになっておらず、
きちんと溶けているようなら、
小麦粉が不足している可能性大。
小麦粉は、片栗粉に比べて
粘り具合が弱いので、
とろみをつけるには
小麦粉が多めに必要です。
では、とろみがつかない原因が、
小麦粉が不足している場合には、
小麦粉を追加する必要があります。
小麦粉でとろみがつかない!後からでも大丈夫なとろみのつけ方とは
その2:小麦粉を後から追加してとろみをつける
小麦粉がきちんと溶けていて、
加熱してもとろみがつかない場合は、
さらに小麦粉を追加します。
グラタンや、クリームシチューは、
小麦粉をバターで練ったものを
使うのではないでしょうか。
ブールマニエという
おしゃれな名前がついたものです。
とろみが不足している場合、
もう一度、ブールマニエを作って、
入れることでとろみを追加できます。
しかし、ブールマニエを作るのは
手間がかかります。
それに、味に不足を感じないなら、
なおさらですね。
とろみをつけるには、
小麦粉さえあればつけることができます。
そこでご紹介する方法は、
水溶き小麦粉でとろみを追加する方法。
とはいっても、
小麦粉をそのまま追加するのは、
おすすめしません。
小麦粉は、
ただでさえだまになりやすいのに、
そのまま追加したら・・・。
だまだま攻撃にあいそうです。
その点、小麦粉を水で溶けば、
小麦粉の一粒一粒と水が、
結びついてしっかりと混じり合います。
小麦粉がだまになるのは、
小麦粉の塊の表面に水の膜ができるから。
だから、水溶き小麦粉を使えば、
うまく料理に混ぜることができるのです。
そして、水溶き小麦粉を料理に加える時は、
火は消してから、
水溶き片栗粉を少しずつ入れながら、
料理もかき混ぜます。
料理全体に水溶き小麦粉が行き渡ったら、
火をつけましょう。
焦げ付かないように
ゆっくりかき混ぜながら、
期待通りのとろみがつくまで待ちます。
10分以上は温めるのがベスト。
これでもとろみがつかない場合は、
調味料の使い方に問題があるかも。
小麦粉でとろみがつかない!後からでも大丈夫なとろみのつけ方とは
その3:小麦粉でとろみがつかない原因は調味料にあり?
水溶き小麦粉を追加しても
とろみがつかない場合は、
調味料に原因があるかも。
小麦粉のとろみには、
天敵と呼べるものがあります。
それは・・・
酵素のアミラーゼ
はちみつや醤油などに含まれる
酵素の一つ。
何と、アミラーゼは、
でんぷんを分解してしまうのです。
とろみはでんぷんを使っているので、
アミラーゼがやってくると、
とろみはなくなってしまいます。
水溶き小麦粉を追加しても
とろみがつかない場合は、
アミラーゼが原因の可能性あり。
ちなみに、アミラーゼは、
人間の唾液にも含まれています。
味見・・・大丈夫ですか?
もし、
はちみつなどを使っている場合は、
水溶き小麦粉を入れる前に、
アミラーゼの活動を弱めましょう。
アミラーゼは熱に弱い。
だから、15分以上加熱して、
アミラーゼを弱らせてから、
水溶き小麦粉を追加してみましょう。
小麦粉でとろみがつかない!後からでも大丈夫なとろみのつけ方とは
その4:まとめ
小麦粉でとろみがつかない場合、
今からできることをご紹介しました。
その方法は、
水溶き小麦粉を追加すること。
この方法なら、後からでも
とろみをつけることができますよ。