あんかけの作り方それも片栗粉なしOK!とろみは家のもので代用!
天津飯にあんかけチャーハン、
皿うどんに卵あんかけ・・・。
あんかけ料理って
いろいろありますよね。
そんな大活躍なあんかけは、
とろみを片栗粉でつくるのがほとんど。
それなのに、
あんかけ料理を思い立ったとき、
片栗粉がないと・・・。
出鼻をくじかれてがっくり。
でも、買いに行くのは面倒。
そんなときに、
片栗粉なしであんかけを作る方法を
ご紹介します。
あんかけ好きな私は、
何度も助けられました。
あんかけの作り方それも片栗粉なしOK!とろみは家のもので代用!
その1:あんかけが片栗粉で作れるのはなぜ
片栗粉で作るあんかけは、
とろみがすぐできて、
まったりした粘りが特徴的。
そして、時間が経って冷めると
とろみが少なくなります。
このような特徴を持つ片栗粉は、
なぜとろみがつくのでしょうか。
それは・・・
でんぷん。
でんぷんといえばじゃがいも。
でも、実は片栗粉も
手軽に手に入るものは
じゃがいものデンプンなのです。
原材料名を見ると
馬鈴薯でん粉と書かれているはず。
そんなデンプンは、
水に溶かして温めると、
水分を吸収してのりのように粘る
性質があります。
これを利用して
とろみを作るのですね。
つまり、でんぷんがあれば
片栗粉がなくても
あんかけが作れるということ。
でんぷんといえば・・・
小麦粉に葛粉、コーンスターチ、
もちろんじゃがいもも。
片栗粉の代用として
これだけの種類があれば、
何か1つは家にありそうですね。
これらのどれを使っても
あんかけは作れますが、
片栗粉とは違って
少しずつ違いがあります。
まずは、あんかけと小麦粉の関係。
あんかけの作り方それも片栗粉なしOK!とろみは家のもので代用!
その2:あんかけを小麦粉で作るときの違い
片栗粉と同じように
小麦粉にもでんぷんが含まれています。
でも、小麦粉のでんぷんは
じゃがいもではなく小麦。
だから、
馬鈴薯でん粉の片栗粉とは
とろみや透明感が違ってきます。
一番の違いは粘りが少ないこと。
小麦粉でとろみをつけると
シチューのように
とろ~っとした感じになります。
また、とろみがつく温度が高いので、
加熱をしっかりする必要あり。
あと、見た目にも違いが。
片栗粉でとろみをつけると
透明感があってきれいですね。
でも、小麦粉の場合は、
少し不透明気味。
だから、醤油ベースのあんかけは、
仕上がりの色合いに
違和感を感じるかも。
とろみに小麦粉を使う場合は、
片栗粉より少し多めの小麦粉を使って
水溶き小麦粉を作ってから、
あんかけを作りましょう。
次は、トウモロコシのデンプンである
コーンスターチとあんかけの関係です。
あんかけの作り方それも片栗粉なしOK!とろみは家のもので代用!
その3:あんかけをコーンスターチで作るときの違い
コーンスターチは、
コーンというだけあって
トウモロコシから作られた粉。
コーンスターチというと
お菓子作りに使われる材料で、
とろみをつける料理には
あまり使われるイメージはないですね。
もちろん、コーンスターチは
とうもろこしのデンプンが含まれるので
とろみをつけることはできます。
しかし、仕上がりの色が問題。
コーンスターチでつくったとろみは、
不透明なのです。
あんかけというと、
透明感があるあんが
卵などの素材に映えてきれいで、
美味しそうに見えますよね。
そのあんかけが不透明となると、
ちょっとイメージダウン。
でも、時間が経って
あんかけの温度が下がっても
とろみは減りません。
この利点があるので
カスタードクリームなど
冷たいものに使われるのですね。
とはいっても、
片栗粉がない場合は、
コーンスターチでも十分代用できます。
お菓子作りで使ったら、
そのまま置いておきましょう。
使う頻度が低いので、
片栗粉がないという、
いざというときは役に立ちますよ。
最後はくずもちに使われる葛粉と
あんかけの関係です。
あんかけの作り方それも片栗粉なしOK!とろみは家のもので代用!
その4:あんかけを葛粉で作るときの違い
葛粉とは、
くず湯や葛餅を作るときに使う粉のこと。
冬の寒いときに、
葛湯を飲んだことが
あるかもしれませんね。
そんな葛粉は、
身近なものではないかもしれません。
でも、あるなら、
あんかけの片栗粉の代用になります。
ただし、とろみが強めなので、
片栗粉よりも少なめで
あんかけを作るようにしましょう。
ちなみに私は、
くず湯が大好きで
本葛を買って大事に隠してあります。
だからか・・・
片栗粉がない!
と大ピンチに陥ったら、
葛粉で代用してしまいます。
もちろん、
見た目も味も問題ないので
十分代用できるのですが・・・。
何といっても、
貴重な上にお値段が高い!
個人的には葛粉を片栗粉の代用には
使いたくないのですが、
ピンチのときは仕方なしですね。
だから、そんなときは
泣く泣く使っています。