和菓子の手作りと言うと、
なんだか難しい感じがします。
でも、うれしいことに、
水羊羹を作るのは和菓子の中では
簡単なのです。
つるんとしたゼリーのような水羊羹。
水羊羹をサクッと手作りして、
思う存分食べれるなんて最高です。
でも、水羊羹を作る時には、
これを守らなければ失敗する
と言うものがあります。
そんな失敗のうち、
水羊羹が固まらないというのは、
すごく困ってしまいますね。
そこで、水羊羹が固まらない場合の
原因と対策についてご紹介します。
水ようかんに使うのは棒寒天と粉寒天どっち?
水羊羹を作ってみたところ
固まらないとなった時、
原因として思い浮かびがちなのが、
棒寒天と粉寒天の選び方。
粉寒天を選んだから固まらない
とつい思ってしまう場合があります。
しかし、粉寒天と棒寒天、
風味などの違いはあるものの、
どちらを使っても水羊羹は固まります。
だから、寒天の選び間違いは、
水羊羹が固まらない
直接の原因にはならないので、
安心してくださいね。
しかし、粉寒天と棒寒天では、
扱いの手間が違ってきます。
水羊羹を簡単に作りたいときや、
寒天の扱いに慣れていない場合は、
粉寒天を使うのがおすすめです。
では、水羊羹は、
寒天を使えば固まるのなら、
固まるまで待てばいいのでしょうか。
水羊羹が固まらないショック!原因と固まる時間を見直せば失敗しらず
水ようかんの固まる時間は?
水羊羹が固まらない場合、
もっと長い時間待てば、
固まりそうな気がしますね。
しかし、水羊羹が固まるのは、
固まるまでの時間は関係ありません。
水羊羹が固まるのは、
作りたての水羊羹の寒天液が、
寒天が固まる温度まで下がったとき。
ちなみに、寒天が固まる温度は、
40度から50度くらい。
なんと、寒天は、
ゼリーのゼラチンとは違って
常温でも固まるのです。
つまり、水羊羹の温度が
40°以下になっても固まらない場合は、
どれだけ待っても固まりません。
残念ながら失敗ですね。
実は、水ようかんを作るとき
寒天を使ったのに固まらない場合は、
分量と扱い方に問題があります。
水羊羹が固まらないショック!原因と固まる時間を見直せば失敗しらず
水ようかんを作るときの寒天の分量
水羊羹を作るときは、
つるんとした少し柔らかめの固さが
いい感じですよね。
このように、水羊羹には
求める固さがあるので
寒天の量を目分量で決めないこと。
水羊羹を作るときは、
レシピを参考にして作るはずなので、
寒天はレシピ通りの分量で
作りましょう。
水羊羹のレシピはこちら。
↓ ↓ ↓ ↓
水ようかんは寒天とつぶあんがあれば超簡単!失敗しらず作り方レシピ
寒天は、その量が少ないほど、
固さが柔らかくなり、
ジュレ状になってしまうことも。
もし、水羊羹がこのように
柔らい感じになったら
レシピの寒天の量を確認してください。
なお、もしかしたら、
使う寒天が固める力が弱めのもの
という可能性もあります。
レシピを確認すると同時に、
寒天のパッケージの使い方の例を
確認してみましょう。
でも、もし、水羊羹に使う
寒天の量があっているなら、
寒天の扱いが
間違っている場合があります。
水羊羹が固まらないショック!原因と固まる時間を見直せば失敗しらず
水ようかん作りで失敗する寒天の使い方
水羊羹の作り方の手順を
ざっくりまとめると、
1)水と寒天で寒天液を作る
2)寒天液とあんこも混ぜて
水羊羹寒天液を作る
3)水ようかん寒天液を冷やして固める
このうち、
1)と2)の寒天の扱いが
水羊羹が固まらない原因になりやすい。
まず、寒天は、
水やお湯にただ溶かすだけではなく、
煮る必要があるのです。
特に粉末の粉寒天は、
水に入れてかき混ぜると、
水に溶けたように見えますよね。
しかしそれはただの錯覚。
実際は、寒天は水に溶けているのではなく、
粉末が小さすぎて水に隠れて見えないだけ。
ではどうすればいいのかを、
水羊羹の作り方の手順で説明します。
まず、手順1)では、
水に寒天を溶かした後、
その水を沸騰させてから、
2分間そのまま加熱し続けます。
次に手順2)では、
沸騰した寒天液にあんこを入れて、
あんこを寒天液に溶かします。
そして、あんこが混じった寒天液を
再度沸騰させます。
これらのポイントは、
寒天を沸騰させて煮溶かすこと。
特に、手順1)では、
必ず2分間加熱し続けてください。
この点を押さえれば、
水羊羹は固まりますよ。
水羊羹が固まらないショック!原因と固まる時間を見直せば失敗しらず
まとめ
水羊羹の固まらない場合の、
作り方の問題点をご紹介しました。
寒天を正しく煮溶かせば、
分量さえ合っていれば固まるはずです。
もし、水羊羹を作ったときに
固まらなくて困った場合は、
手順を見直してみてくださいね。