ヨーグルトが糸を引くのは大丈夫?そもそもヨーグルトは腐るの?
ヨーグルトは
果物と合わせても、
ジャムや蜂蜜と合わせても美味しい
とっておきのもの。
さらに、体にもいいとあって、
買い置きしている人も多いですね。
うちの冷蔵庫にも、
ヨーグルトがきちんと鎮座しています。
そんなヨーグルトですが、
あるとき、食べようとしたら
糸を引いていました。
これって大丈夫?
カスピ海ヨーグルトは
まったりした感じなのは
知っていました。
でも、他のヨーグルトで
糸を引いたのでちょっとびっくり。
そこで、糸を引いたヨーグルトは
食べることができるのか
についてご紹介します。
ヨーグルトが糸を引くのは大丈夫?そもそもヨーグルトは腐るの?
その1:ヨーグルトが糸を引くわけ
ヨーグルトというと、
ブルガリアヨーグルトとか
ビフィダスヨーグルトとか
たくさん種類がありますね。
どれもが
ヨーグルトという名前だから、
同じようなものと思いますが、
実は材料が違います。
ヨーグルトの肝といえる
乳酸菌。
乳酸菌は1種類だけでなく、
たくさんの種類があります。
そして、
ヨーグルトの商品によって、
乳酸菌が違っている場合が多い。
ヨーグルトのパッケージに
「RA-1」など
浸かっている乳酸菌の名前が
書いてあるものがありますね。
あれです。
そして、ヨーグルトを作るときに
使う乳酸菌(種菌)によって、
出来上がるヨーグルトの見た目や
食感が違ってきます。
ちなみに、私が初めて食べた時
粘りにびっくりした
カスピ海ヨーグルトは、
クレモリス菌という乳酸菌が
種菌として使われています。
だから、ヨーグルトは、
糸を引いても、粘りがあっても
大丈夫なのです。
その理由は、
ヨーグルトを作るときに使う
乳酸菌だけではありません。
ヨーグルトが糸を引くのは大丈夫?そもそもヨーグルトは腐るの?
その2:ヨーグルトは腐るのか?
食べ物で糸を引いたり、
粘りがあると気になるのは、
腐っている場合が多いから。
だから、ヨーグルトでも、
糸を引いていたら
びっくりしてしまいますよね。
ヨーグルトは発酵食品。
発酵と腐敗は、
プロセスが同じだとすると
ヨーグルトは腐るの?
と思いますよね。
実は、ヨーグルトは
腐りにくい食べ物なのです。
それは、
発酵と腐敗の関係ではなく、
発酵したヨーグルトは酸性だから。
プレーンヨーグルトって、
砂糖を入れずに食べると、
微妙に酸味がある味がしますよね。
あの酸味は酸性だから。
そして、大腸菌などの腐敗菌は、
酸性の環境が苦手なのです。
冷蔵庫に入れるヨーグルトは、
冷たい環境にあり、
さらにヨーグルトは酸性。
そんな環境は、
腐敗菌には大の苦手。
腐るというのは、
腐敗菌が増殖して起こるもの。
腐敗菌が超苦手な環境なら、
腐敗菌が増殖しないので、
腐りませんね。
でも、ここで安心してはダメ。
これは、あくまで
乳酸菌が元気な場合のこと。
ヨーグルトの乳酸菌が
発酵しつくして活動を停止したら、
ヨーグルトの環境は
変わってしまいます。
だから、その前には
食べてしまった方がいいですね。
賞味期限が切れて
大分経ったヨーグルトは、
ピンクっぽいカビのようなものが
生えていたことがあるので。
ヨーグルトが糸を引くのは大丈夫?そもそもヨーグルトは腐るの?
その3:まとめ
ヨーグルトが糸を引くとき、
そのヨーグルトが
食べられるかどうかについて
ご紹介しました。
ヨーグルトが糸を引いたり、
粘りがあるのは、
ヨーグルトの種菌である
乳酸菌による場合が多い。
さらに、ヨーグルトは酸性なので、
食べ物を腐らせる腐敗菌が
増殖しにくい環境。
ということは、
ヨーグルトは、
糸を引いても、粘りがあっても、
酸っぱくても大丈夫。
他の食べ物とは
全く違いますね。
でも、ヨーグルトでも、
それ以外に違和感があると
食べないほうがいいですね。
ピンク色など、
ヨーグルトの色でないものが
表面を覆っていたり、
ヨーグルトがぼろぼろだったり。
ヨーグルトが食べられるかは
食感よりも見た目の方が
分かりやすい感じです。
もちろん、
臭いもチェックしてくださいね。