ぷるんとした
だしが効いて甘くないおかず
といえば・・・
茶碗蒸し。
和食料理として人気のある茶碗蒸しは、
シンプルな味なのに、
鶏肉や貝柱、うなぎなど
具を変えることで
複雑な味を味わえるとっておきの料理。
そんな料理を自宅で作ろうとすると、
料理の腕や材料以前に立ちはだかる
大きなハードル。
それは・・・
茶碗蒸しの器と 蒸し器。
茶碗蒸しは蒸し料理なので、
蒸し器が必要になるのは当然のこと。
しかし、友人に聞いたところ、
蒸し器がない家が多いようです。
ちなみに、私は
湯呑みが3つ入る大きさの蒸し器1つ。
5人分の茶碗蒸しを作るには、
あまりにも役不足です。
そこで登場するのが・・・
フライパン。
蒸し器がなくても、
フライパンで代用できるのです。
これで茶碗蒸しがぐっと
身近になったのではないでしょうか。
フライパンを使った、
蒸し器いらずの茶碗蒸しの作り方を
ご紹介します。
フライパンが蒸し器に変身
茶碗蒸しを作るときに必須となる
蒸し器。
その蒸し器の代わりに、
フライパンを
茶碗蒸し用の蒸し器に変身させましょう。
絶対必要なものは、
フライパンのふた。
茶碗蒸しは蒸気を使う料理なので、
フライパンのサイズに合った
ふたを用意しておきます。
そして、蒸し器には
たっぷりの蒸気が必要。
フライパンに水を入れて、
その水を沸騰させることで代用します。
その水の量は、深さ1~2cmくらい.
あらかじめ、
フライパンに茶碗蒸しの器を入れて、
水がフライパンから溢れないように
確認しておきます。
水の量が少なすぎると、
茶碗蒸しが出来上がる前に
水が蒸発してなくなってしまいます。
反対に、水の量が多すぎると
お湯が沸騰したときに、
フライパンからお湯がこぼれたり、
茶碗蒸しの器が動きやすくなります。
もう一つ、
茶碗蒸しならではのポイント。
それは・・・
フライパンとふたの間に
箸を一本挟むこと。
フライパンとそのふたがぴったりと
ハマっていると、
フライパン内の温度や蒸気が
茶碗蒸しには高すぎる
お湯が沸騰したら、
フライパンとふたの間に
箸を1本挟んで、
蒸気を少し逃がすようにします。
茶碗蒸しはフライパンで蒸し器いらず!蓋なしラップなしで作る方法
茶碗蒸しの器は蓋なしでも大丈夫?
茶碗蒸しの器の特徴は、
何と言っても蓋(ふた)。
しかし、茶碗蒸しの器は、
茶碗蒸し以外の使い道がないので、
家にない場合が多いです。
私も、 以前は
茶碗蒸しの器を持っていましたが、
引っ越しを繰り返すうちに、
邪魔になり処分してしまいました。
そんな私のように、
茶碗蒸しの器がなくても、
茶碗蒸しを作ることができます。
茶碗蒸しの器の代わりに使うもの。
それは・・・
湯のみ。
湯のみは、陶器で出来ていて熱にも強く、
茶碗蒸しにはうってつけ。
ただし、フライパンの蓋に
当たらないように
高さが低めの湯のみを選びます。
そして、蓋の代わりにするのは、
アルミホイル。
ラップでも良いのでは、
と思うかもしれません。
しかし、ラップは、
思ったよりも、長時間の熱に対して
それほど強くありません。
アルミホイルなら、
料理の落し蓋にもなるほどなので、
茶碗蒸しの蓋としても十分です。
ただし、アルミホイルは
蒸気でずれる場合があるので、
ゴムで留めておくと安心です。
また、アルミホイルが
どうしても用意できない場合は、
蓋なしでも茶碗蒸しは作れます。
フライパンの蓋から落ちる水滴が
器に入らないように注意は必要ですが。
茶碗蒸しはフライパンで蒸し器いらず!蓋なしラップなしで作る方法
フライパンでは火加減が大事
蒸し器代わりのフライパンで
大事なのは、
火加減。
フライパンに水を張り、
茶碗蒸しの器を入れて、
フライパンにふたをしたら、
火をつけます。
火加減は中火~強火。
強い火力で、
フライパンの中の水を沸騰させます。
水が沸騰したら、
火加減は弱火~中火。
フライパンのお湯が
ふつふつする感じがベスト。
そして、フライパンのふたに
箸を挟んですき間を作ります。
あとは、約6分くらい。
この時間はかなり前後するので、
茶碗蒸しの出来上がりを見極めることが
大切になります。
その方法は、
茶碗蒸しに竹串を刺す。
透明な液体が湧き出せば出来上がり。
透明でない場合は、
続けて蒸し続けます。
竹串がなければ、
爪楊枝でもOK.
やけどに注意してください。
茶碗蒸しはフライパンで蒸し器いらず!蓋なしラップなしで作る方法
フライパンで茶碗蒸しを作る
フライパンで茶碗蒸しを作ります。
まずは、卵液を作ります。
このときのポイントは、
玉子は計量カップで量ること。
玉子は大きさがまちまち。
玉子の量で茶碗蒸しが固まるかが
決まってきます。
そのため、茶碗蒸しは、
玉子の数ではなく、量で測ります。
卵液の玉子とだしの比率は、
玉子:だし=1:3(単位 ml)
だしの分量には、
醤油などの調味料も含まれています。
好みの味で作った卵液を、
目が細かいざるで濾したら出来上がり。
次に、茶碗蒸しの器の準備。
湯のみを用意したら、
その中に具を入れます。
その上から、卵液を
湯のみに入れていきます。
その湯のみを
水の入ったフライパンに入れたら、
下準備は終わり。
フライパンを火にかけて、
すでにお伝えした火加減で、
茶碗蒸しを蒸します。
茶碗蒸しはフライパンで蒸し器いらず!蓋なしラップなしで作る方法
まとめ
茶碗蒸しが
蒸し器がなくても
作れる方法を紹介しました。
蒸し器も茶碗蒸しの器も使いません。
使うものは、
フライパンと湯呑とアルミホイル。
茶碗蒸しを作るハードルが
かなり下がったのではないでしょうか。
好みのだしと具で作る茶碗蒸しは、
絶品です。
家での手作り茶碗蒸し。
おすすめです。