あんこを作るときの小豆と砂糖の割合は?この比率で粒あん作り方実践
おはぎに大福、
水ようかんにかき氷・・・。
あんこが必要な和菓子や、
あんこがあると
美味しくなるスイーツは
いっぱいあります。
お店には袋入りのあんこが
販売されていますが、
甘さがしっくりこないことも。
そんなときは、
あんこを手作りしましょう。
和菓子といえば、
難しいイメージがありますが、
あんこはコツさえつかめば簡単。
そこで、
あんこを煮るときの
小豆と砂糖の割合と
その割合で作る粒あんレシピを
ご紹介します。
あんこを作るときの小豆と砂糖の割合は?この比率で粒あん作り方実践
その1:あんこの小豆と砂糖の割合
あんこの出来を左右するのは、
小豆と砂糖。
何といっても、
あんこを作る主な材料は
小豆と砂糖なので
当然ですよね。
でも、粒あんやこしあんの
レシピを見てみると・・・
小豆と砂糖の割合がバラバラ。
粒あんやこしあんといったあんこは、
和菓子の素材ともいえるもの。
だから、あんこの使い道で
割合が違うことも。
また、あんこの味にも
好みがあるので、
小豆と砂糖の割合が
違う場合もあります。
そこで、あんこを手作りするなら、
これぐらいの割合が
和菓子やトッピングに使い勝手がいい
という割合をご紹介します。
その割合は・・・
小豆:砂糖 = 1:1
例えば、小豆が250gなら
砂糖も250gということ。
これなら、
計算はとっても簡単ですね。
私の印象では、
少し甘めのあんこになるので、
砂糖ひかえめがよければ、
小豆:砂糖 = 1:0.8
でもOK。
砂糖の量をどれくらいにするかは、
あんこを何度か作ってみて
好みの甘さを探すといいですね。
では、この割合を使って
粒あんを作ってみましょう。
あんこを作るときの小豆と砂糖の割合は?この比率で粒あん作り方実践
その2:あんこを作るときの考え方
あんこを作るというと
すごく難しく感じるかも
しれません。
でも、
基本の考え方を押さえれば、
難しくはありません。
そのポイントとは・・・。
一つめは、
渋切り。
小豆には渋み(アク)があるので
それを取り除きます。
渋みは、小豆を茹でることで
お湯に溶けだします。
小豆を煮始めると、
透明のお湯がだんだん色づいてきて
濁ります。
お湯がえんじ色になり、
濁る前のタイミングがベスト。
この段階で、
小豆をお湯ごとざるにあけ、
水分を切ります。
こうすることで、
小豆の渋みを取ることができます。
2つめは、
小豆はお湯から頭をださないこと。
小豆を茹でている間、
お湯の量が減ってきたり、
小豆が動くことで
小豆がお湯から出てしまうことも。
小豆のお湯から出た部分は
うまく煮えず
に固くなってしまいます。
だから、小豆を煮るときは、
小豆がお湯から出ないように
足し水をするなど
注意して見ておきましょう。
3つめは、
砂糖を入れるタイミング。
あんこの作り方を
ざっくりまとめると、
小豆を柔らかく煮てから、
砂糖を加えて甘く煮る。
小豆は、砂糖を加えたら、
それ以上豆が柔らかくなりません。
だから、砂糖を加えるタイミングは、
小豆が柔らかく煮上がり、
これ以上柔らかくならなくてもいい
というタイミング。
砂糖を入れるタイミングを
間違えないようにしましょう。
あんこ作りの基本的な考え方を
押さえたところで、
粒あんを作っていきます。
あんこを作るときの小豆と砂糖の割合は?この比率で粒あん作り方実践
その3:小豆を煮て粒あんを作るレシピ
<材料>
小豆 :300g
砂糖 :300g
塩 :少々
<作り方>
1)
小豆は水できれいに洗う。
2)
鍋にたっぷりの水を加えて、
沸騰させる。
3)
2)に小豆を入れて、
弱火で10分煮る。
4)
3)の鍋に蓋をして
20分蒸らす。
5)
4)の小豆をざるにあけて、
お湯(水分)を切る。
これが、渋切りにあたります。
6)
5)の小豆を鍋に戻し、
たっぷりのお湯を加えて
沸騰させる。
7)
6)を弱火にして
アクを取りながら、
小豆が柔らかくなるまで
コトコトと煮る。
目安は、小豆をスプーンに取り、
指で軽く押さえたら
すぐ潰れるくらい。
8)
7)をざるにあけてお湯を切り、
小豆を鍋に戻す。
9)
8)の小豆に砂糖を加えて
弱火で煮ながら木べらで混ぜる。
砂糖は一度に加えずに
数回に分けて加える。
10)
好みの固さより柔らかめの段階で、
塩を加えて、ひと混ぜしたら、
小豆を軽く潰す。
小豆をどれくらい潰すかは、
好みで決めましょう。
11)
あんこが好みの固さより
少し柔らかめになったら
入れ物に移す。
鍋に入れたままだと、
余熱でどんどんあんこが
固くなります。
好みの粒あんが出来上がったら、
すぐに容器に移しましょう。
あんこを作るときの小豆と砂糖の割合は?この比率で粒あん作り方実践
その4:まとめ
あんこを作るときの
小豆と砂糖の割合と
粒あんの作り方をご紹介しました。
あんこといえば
粒あんとこしあんがあります。
こしあんよりも粒あんの方が
手間が少なく簡単。
必ずこしあんが必要でなければ、
粒あんを作って
常備しておくと便利ですよ。