水ようかんが分離する悲劇!超簡単に寒天で水羊羹が分離しない方法

つるんとした水ようかんは、
和菓子のゼリーという感じ。
 
和菓子が好きでない人でも
水ようかんは喜んでくれたります。
 
おやつにもぴったりですね。
 
でもこの水羊羹、
小豆を煮る手間を省くために、
出来合いのあんこを用意しても、
手作りするにはちょっとハードルが高い。
 
実は水ようかんは手作りするとき、
あるコツを知らないと
必ず失敗してしまうのです。
 
それが水ようかんの分離。
 
半透明な部分とあんこの部分が
きれいに二層に分かれます。
 
見た目はすごいいい感じ
ともいえなくないのですが、
やっぱり味や舌ざわりが・・・。
 
そこで水羊羹を作る時に、
分離しないで作る
超簡単な方法をご紹介します。
 

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水ようかんが寒天液とあんこに分離する理由

 
水羊羹が分離してしまった。
 
そんな時、分離した断面を見てみると、
上の方が半透明、
下の方があんこの色になっているはず。
 
この理由は簡単で、
ズバリ、あんこが重いから。
 
あんこは、小豆を柔らかく煮て、
砂糖で甘みを付け加えたもの。
 
だから、あんこを水に溶かして、
少しの間置いておくと、
あんこが全部下に沈んでしまいます。
 
この時にはすでに、
水の層とあんこの層に分かれていますね。
 
そして、このように層が分かれたまま、
固めてしまうと、
上の方が寒天液
下の方があんこの層になるのです。
 
さらに困るのが、
あんこの層に寒天の成分が少ないと、
半透明の部分は固まっているのに、
あんこの層は固まってすらいない
という悲劇が起こることも。
 
では、このように、
水羊羹が二つの層に
分かれないようにするには
どうすればいいのでしょうか。
 

水ようかんが分離する悲劇!超簡単に寒天で水羊羹が分離しない方法

水ようかんが分離して2つの層に分かれないようにする方法

 
水ようかんが、
寒天液とあんこの層に
分離してしまうのは、
あんこが重みで沈んでしまうから。
 
それなら簡単なこと、
あんこが沈まないようにすればいい。
 
とはいっても、
あんこは自力で重力には逆らえません。
 
そこで、あんこが水の中で
ふわふわ浮くようにお手伝いするのです。
 
その方法は・・・
水ようかんの液を混ぜ続けること。
 
水ようかんの液は、軽く混ぜるだけで、
あんこは沈まずに
寒天液に混ざったままになります。
 
この状態で、固めることができれば、
水ようかんは分離しないで済みますね。
 
これらを踏まえて、
水ようかんが分離しないで
超簡単に作ってみましょう。
 

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水ようかんが分離する悲劇!超簡単に寒天で水羊羹が分離しない方法

水ようかんが分離しない超簡単な方法

 
分離知らずの水ようかんを作ります。
 
これからご紹介する方法は、
寒天を使って水羊羹を作る方法です。
 
アガーやゼラチンを使う場合は、
この方法ではうまくいかない場合があるので
注意してくださいね。
 
また、泡だて器が使えないような
小さな器で作る場合も
この方法そのままでは使えません。
 
寒天流し以上の大きさがあれば
この方法そのままで作ることができます。
 
では、まずは、
あんこを溶かした寒天液を用意します。
 
作り立ての熱いままで。
 
詳しい方法はこちらをチェック。
 
そして、このあんこ寒天液を、
寒天流しなどの型に流し込みます。
 
作り立ての熱い寒天液なので、
型に流し込んでも、
サラサラの液体のままのはず。
 
これからが、
分離しない水羊羹の作り方の肝
となります。
 
まずは、ワイヤーの本数が少ない
泡立て器を用意します。
 
8本とか6本とかですね。
 
その泡立て器を水ようかんの型につっこみ、
すごくゆっくり動かします。
 
泡立て器を動かすことで、
あんこは下に沈まず、
寒天液の中をふんわりと漂い続けます。
 
泡立て器を動かすのは、
常温の中で行うので、
寒天液の温度は、
どんどん下がっていきます。
 
私の作った感じでは、
寒天液の温度が50度を切り始めると、
さらさらの液体が、
まったりとしてきます。
 
ちなみに、寒天の固まる温度は
40度から50度。
 
そして、
寒天液のまったり感が強くなったら、
冷蔵庫に入れて冷しましょう。
 
あとは、好みの冷たさに冷やしたら
水ようかんの出来上がり。
 

水ようかんが分離する悲劇!超簡単に寒天で水羊羹が分離しない方法

小さい器で水ようかんを作る場合

 
小さい器で水ようかんを作る場合は、
先にお伝えした方法を
そのまま使うことができません。
 
だから、熱い寒天液を
ボールに移したら、
泡だて器をゆっくり動かして、
あんこが沈殿しないようにします。
 
寒天液の温度が下がって、
さらさらの寒天液が、
少しまったりしてきたら、
水ようかんの型に移します。
 
そして、小さなスプーンを、
型につっこんで軽くゆっくり動かします。
 
かなりまったりしてきたら、
冷蔵庫に入れて冷やしましょう。
 
ちなみに、王道の作り方は、
ボールを冷やしながらします。
 
しかし、水に近い部分の寒天が
すぐに固まってしまうので、
気をつけないと
むらができてしまいます。
 
だから、あえて
水を使わない方法にしています。
 

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水ようかんが分離する悲劇!超簡単に寒天で水羊羹が分離しない方法

まとめ

 
水ようかんが分離しないで
簡単に作る方法をご紹介しました。
 
ポイントは、
水ようかんのもとの寒天液が
まったりするまで混ぜること。
 
そして、あえて、
型やボールを水につけないこと。
 
この方法で水ようかんを作ったところ
子供が美味しいと絶賛していたので
うれしいのお裾分けでご紹介しました。
 
もし、水ようかんを作るとき
分離で困っていたら、
試してみてくださいね。

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