梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
梅ジュース、
かき氷にゼリー。
いろんなものに幅広く使えて
栄養豊富な梅シロップは、
自宅で手軽の作れるのもポイント。
そんな梅シロップですが、
ある日、
梅シロップのビンの中を見ると・・・
泡立ってる!
濁ってるし・・・
もしかして失敗!?
毎年、梅9kg分の
梅シロップを作っているので、
泡立って発泡しているのを見たときは、
泣きそうになりました。
その原因を調べてみると、
なんと・・・
発酵しているらしい。
腐っていなかったので
安心したものの
発酵している梅シロップを
どうすればいいのか
いろいろ調べた結果対処できました。
子供たちも
「大丈夫、飲めるよ」
といって喜んで飲んでくれました。
私のように、梅シロップが、
発酵して泡立って濁ってしまったときの
とっておきの対処方法を紹介します。
捨てなくても大丈夫です。
すぐに対処しましょう。
梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
その1:梅シロップが発酵したら?
梅シロップの上の方に、
白い泡が浮かんでいて
発泡しているのは、
発酵しているから。
梅シロップが発酵すると
アルコール度が高くなり
お酒になります。
美味しいお酒になるかはさておき。
つまり、作ろうとしていた
梅シロップとは別物になります。
もちろん、
お酒が禁止されている子供には
ジュースとして飲ますことは
できません。
だからこそ、
白い泡を見つけたら
すぐに対処が必要になります。
腐っているわけではないし、
対処すれば美味しく飲めますので、
そこだけは安心してくださいね。
次に具体的な対処方法を
お伝えします。
梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
その2:白い泡で泡立つ梅シロップが変身
発酵している梅シロップの対処は、
発酵を止めて
アルコールを飛ばすこと。
料理に詳しい方なら
分かると思います。
この2つを実現する方法は、
加熱すること。
どんな料理にも共通する方法ですね。
もちろん、
梅シロップにも効果があります。
ただし、梅シロップの良さの1つには、
天然の梅のエキスに含まれた
栄養があります。
特に酵素によっては
60度以上に加熱すると、
活動を停止するものもあります。
だからこそ、
加熱しない梅シロップに
近いものにするために、
梅シロップの加熱も60度以下にします。
牛乳の低温殺菌も60度ですから。
次は、この加熱の方法を使った
梅シロップの発酵を止める手順です。
梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
その3:発酵を止める手順
まずは、
梅シロップを加熱するための鍋を
用意します。
ただし、梅シロップが酸性なので、
酸に強い鍋
(例:ホーローやステンレスなど)
を選ぶこと。
次に、梅を取り出して、
梅シロップを鍋に入れます。
表面に浮かぶ白い泡をお玉ですくい取り、
弱火で加熱します。
加熱の途中でも
アクなどの白い泡が浮きます。
それもきれいにすくい取りましょう。
温度が60度以上に
ならないように注意しながら、
表面にアクなどの泡が
なくなるまで加熱します。
これで発酵を止める手順は終わりです。
あとは、
発酵が止まった梅シロップを
冷蔵庫か冷暗所で保存するだけ。
ただし、梅シロップを漬けてから
10日未満で、
梅のエキスが十分に出ていない場合は、
一緒に漬けていた梅を
発酵を止めた梅シロップに入れて
冷暗所に保存します。
梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
その4:そもそも発酵しないように作るには
梅シロップの白い泡立ちが収まったら、
気になるのは、
どうして発酵してしまったのか、
ですよね。
梅シロップは、
青梅を使って作りますが、
少し安めに手に入るのは
黄色がかったもの。
そこで、つい、黄色っぽい梅で
梅シロップを作ってしまいます。
このように、黄色っぽい完熟の梅で
梅シロップを作ると
発酵しやすくなります。
また、梅シロップのビンを
置いている場所が
高温多湿な場合も同じ。
そのなかでも、
梅シロップが一番発酵しやすい原因は、
砂糖の溶けるスピードが遅いこと。
梅シロップの梅が、
砂糖+梅のエキスに早く浸かるほど
発酵しにくくなります。
この対処としては、
1日に1~2回は梅に
シロップをいきわたらすように
混ぜること。
もし、梅シロップが
発酵して泡が立っても、
対処の方法があるので、
神経質になる必要はないと思います。
梅シロップが泡立ち濁りが!発酵したのかも?飲めるための原因と対処
その5:まとめ
梅シロップが白く泡立ったときの
対処方法を紹介しました。
きちんと対処すれば、
美味しく飲めるようにできます。
泡を見つけたら、
すぐに加熱して対処しましょう。
なお、加熱するときの温度を
お伝えしましたが、
60度の温度を超えても
問題はありません。
あくまで、もし温度にこだわるなら
60度でということなので、
超えてしまっても大丈夫です。
気を付けたいのは、
白く泡立った梅シロップの扱いです。
その状態は発酵しているので、
梅シロップに
アルコール分が含まれます。
アルコールが禁止されている
子供や車の運転者などが
間違えて飲まないように、
気を付けましょう。